ちょこっと感動日記


毎日のちょっとした熱~い感動を綴るマイブーム日記。音楽、本、マラソン、映画、サッカーのこと あれこれ!

垣根涼介<人生教習所>を 読んで!




 

  先日 読み終えた村上龍さんの<55歳のハローライフ>のような 人生の再生もんが 読みたくて つい手に取ってしまったのが 今回の垣根涼介さんの<人生教習所>です。


情けないことですが この手の小説に 弱いんですよね!最近は!(笑)何か 別の人生を 歩みたいという願望が 私には あるみたいです!(笑)


 というわけで 私自身は 垣根さんの本は<ゆりかごで眠れ><君たちに明日はない>につづき3作目になります。今作も 垣根さんの人間観察の鋭さが面白さと なにやら奇怪な様相の小笠原諸島にまつわるストーリーを楽しませてもらいました。


 ある日 新聞広告に 載った「小笠原塾」という人間再生セミナーに集まった4人を中心に ストーリーが 進んでいきます。

現存する多岐の学問より 人生の方法論を教え 新しい認知を確立させ 新しい生き方の指針となるセミナーを 行うとしています!その実態は 謎。10日間のセミナーの中でテストやレポートがあり 最終合格者で 希望者には 主催者の 元経団連の会長が その人に見合った就職先が斡旋されるという わかったようなわからんようなセミナーに 応募するところから 始まります。


 小笠原の自然や 管轄が サンフランシスコ州から東京都に 移った時のこと 社会感などが 少し変わった人選での講師によって教えられます。それらと 人生で学ぶべきものは 全く関係ないように 思いますが 全体を通して 深く繋がっているということがわかり始めてくるのが 面白いところです。

 

 その4人というのは このセミナーで 初めて出会い 途中から 同じグループに入り全く異なる年齢、立場、考えであったのですが 小笠原の自然を感じて 生活している中で だんだんと 相手のことがわかるようになっていきます。常に この4人が 主人公で お互いの考えが 語られています。

 

その4人とは 

①浅川太郎

 東京大学を 引きこもりのため 休学中。

 周りからの影響で 勉強ばかりしてきたが 自分の人生を 考 

 え直してみたい というのが 参加した動機。(19歳)

②柏木真一

 元ヤクザ。趣味読書。上納金の取り立てや 人間関係で愛想を尽

 かし ヤクザから 足を洗う。就職するために が動機。

 (38歳) 

③森川由香

 フリーのコピーライター。内気な百貫デブ。対人関係が 不安で 

 どこにいても 自信がない。 将来が 見えてこないので 考えたいのが動機。(29歳) 

④竹崎さん 

 <ゆりかごで眠れ>で登場した竹崎。女好き。定年退職して御隠居の身分。


元やくざの柏木が ちょっと知的で 物事の真実を見抜くことができ テストに 合格していく過程が面白く 東大生の浅川くんと 絶妙な関係も 面白かったです。由香さんは太り過ぎのコンプレックスのおかげで 何事にも 臆病で 自信がなく 周りに 迷惑ばかりかけていると 自分で勝手に思いこんで 損ばかりしている性格で 人間関係も苦手な由香さんと柏木の関係も 実に 面白かったと思います。 


 人生とは なんぞや?とか これから 一体どのようにして 渡って行くのか?自分にできることとは 何か?など それぞれの立位置から 何かしら 決定していくところでこの物語が終了します。そして 柏木と由香さんは 新しい就職先で 奮闘している姿や復帰を決意した浅川くんが 数ヵ月後というスパンを経て 登場することになります。


この物語に 登場する人の多くは 世の中から 少し落ちこぼれて 自分なりのペースで歩いていかなければならない人たちで 常に応援し エールをおくり ページをめくっていました。そんな風に読んでいたら 自分でも 何か 前向きな気持ちになり 読み終えて すがすがしい気分になってきて いい気分になりました。


読んでいただき ありがとうございました!!


明日も 絶対 いい日に なりますように!

 





人生教習所(上) (中公文庫)
人生教習所(上) (中公文庫)
中央公論新社
2013-06-22
人生教習所(下) (中公文庫)
人生教習所(下) (中公文庫)
中央公論新社
2013-06-22










 

 




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