ちょこっと感動日記

毎日のちょっとした熱~い感動を綴るマイブーム日記。音楽、本、マラソン、映画、サッカーのこと あれこれ!

<夢をかなえるゾウ>を読んで!

 
 娘からのおすすめで この本の表紙を見ると なんだか 読んでみたくなるような ユーモアがあるような気がしてきて 何の知識もなく 読み始めました。このゾウのような不思議な生き物は なんと神様だったのです。それも 突然 部屋の中に現れた 関西弁を しゃべくる!!名前を ガネーシャといいます。

 主人公は どこにでもいる様な いまいち自分のことが分かっていなくて ぱっとしない独身会社員の僕。自分を変えいって いつか 成功者になりたいと思っています。


 神様のガネーシャは パチンコとたばこ あんみつが 大好きで  なんか胡散臭くて ほんまに神さんかいな?!と 疑ってしまうのですが その僕に対して 成功者になるための課題を 一日一つずつ与えていきます。

 その課題というものが 実に地味なもので 例えば 靴を磨く。トイレ掃除をする。コンビニで お釣りを募金する。まっすぐ帰宅する。会った人を笑わせる!などなど。
 そんなことで 成功者に ほんまに なれるのかいな?と 思うのですが 歴史上のキーマン、例えば 孔子、釈迦、ロック・フェラー、エジソン、ライト兄弟、松下幸之助、本田総一郎、現存している人では ビル・ゲイル、イチローたちを 指導したという神様のガネーシャのいうことは 妙な説得力があり その課題を こなしていき 少しずつ変わっていく 自分に 少しずつではありますが 自信をつけていきます。



 人生の成功者になるために 自己啓発本みたいな本を読み どうやって自分を変えられ 欲しいものを 手に入れる事ができるのか?は 若い時は 一度は 必ず考えることだと思います。私も 色々な本を手に取り 思い悩んだ経験はあります。コヴィーの<7つの習慣>、松下幸之助の<道を開く>、本田健<ユダヤ人大富豪の教え>などの有名所から 瀬戸内寂聴の仏教からみた心の奥深い世界の本や 江原啓之のスピリチュアルの世界の本、小林静観の<ありがとう>の本まで。


 それぞれが 立派で素晴らしいことが 書かれてあり そう考えたり 努力したりして 実践し続けることができれば 成功者へ近ずくかもしれません。しかし 実際に その通り 実践したところで どれくらいの人が 成功するのか?疑問です。それで 成功できれば 誰だって 成功者になっていますよね!
そう!完全な成功のマニュアルなど 存在しないのです!


 その物語は 単なる自己啓発のストーリーだったなら 途中で 読むのをやめましたが ガネーシャとの別れが 近づくにつれ 課題を こなしていっても 実際変わらない!ということを 語りだします。自分が変わるには 不幸が必要だ!そして 最後の課題は 毎日感謝する いうこと!


 お金や地位を得るだけが 成功者ではないということを 語っているところは 涙が あふれてきそうでした。


 ねたばれで 書いておりますが この本は ストーリーというより 自分は どうなの?を 考えることが 面白い小説だなあと思いました。ちょっと哲学的なところは 川村元気の<世界中から猫が消えたなら>を思い出しました。もし 好きなら 気にいると思います。



夢をかなえるゾウ文庫版
夢をかなえるゾウ文庫版
飛鳥新社

×

非ログインユーザーとして返信する