ちょこっと感動日記

毎日のちょっとした熱~い感動を綴るマイブーム日記。音楽、本、マラソン、映画、サッカーのこと あれこれ!

名盤!佐野元春<Heart Beat>を聴く!


  私が高校2年の時は 洋楽ばかり聴いていて 日本の音楽は 一切聴いていませんでした。ノリのいまいちだし 憧れの音楽とは ほど遠い存在でした。ビートルズとかクイーン、ビリー・ジョエルなどの曲を聴いていると 日本の音楽って 真似事ばかりで どうも かっこよくないし 歌詞が どうも ダサい!安モンぽい!そんなイメージでした。


 ある日 音楽好きのクラス・メイトに これ聴いてみいひんか?と 勧められたのが 佐野元春というアーティストの<No Damege>というベスト盤のレコードでした!家に帰り 特に期待せずに 聴いてみると 今までイメージしていた日本の音楽とは まるで違った音で 日本語の歌詞が まるで 英語で歌っているように 流れてくるのです!
これ かっこいい!! 聴きとれないこともない流暢な英語みたいな日本語の響きが すっかり気に入ってしまい 何回も 聴き入ってしまったのを 思い出します!
 そして オリジナル盤も そのクラスメイトから貸してもらい 聴き入りました!
1st<BackTo The Street>、2nd<Heart Beat>、3rd<Someday>の3枚のレコードは 今でも 私にとって 大事な宝物です!CDの時代になり CDも買いましたし その思いは 今でも変っていません!


 その3枚の中でも やはり2枚目の<Heart Beat>は 当時 借りてきたものを カセットテープに録音して 聴いていましたが 聴きすぎて テープがだんだん 伸びてきて 音が小さくなり 再度 作り直した思い出があります!


 1981年発売の<Heart Beat>を 聴いていると 高校時代の思い出が すぐに思い出されてくる特別な思いがあるのですが 80年代のJ-ポップの傑作と言われていることもあり 今聴いても 完成度が すごく高いアルバムだなあ!と 感心せずには いられません!


1. ガラスのジェネレーション
2. ナイトライフ
3. バルセロナの夜
4. イッツ・オーライト
5. 彼女
6. 悲しきレイディオ
7. グッド・バイブレーション
8. 君をさがしている(朝が来るまで)
9. INTERLUDE
10. ハートビート(小さなカサノバと街のナイチンゲールのバラッド)





 ちょうど <ガラスのジェネレーション>のサビのところで 歌われている「つまらない大人には なりたくない!」に 本気で そう思っていたし、<バルセロナの夜>での「言葉が足りなくて 確かなものを 失いそうになるけど 愛してる気持ちは いつも変わらない!」に 感動したりと 歌詞については 自然で納得でき 信じることができることが このアルバムには 多くありました。


 音楽的には サックスが 大概の曲に フューチャーされていて 当時は すごく大人っぽい音みたいな感じがしていて 刺激的でした。自分は バリバリのロックンロールより こういった 少し落ち着いた しゃれた感じの音楽が 一番好きなんだと 最初に気づいたのが このアルバムだったような気がします!そして 佐野元春が 好きだったので ブルース・スプリングスティーンのいいところが すぐに理解できたのではないかなあ!と 考えたりします。


 このアルバムの中でも 佐野元春が ブルースを どれほど意識していたのかと わかる曲があります!<ハートビート>と ブルースの<ジャングルランド>、このアルバムではないのですが<Someday>は ブルースの<Hungry Heart>に そっくりじゃないか?と思います。もちろん 両方とも 今でも 大好きです!




 時期は このアルバムのもう少し後ですが 立て続けに 4回 コンサートに 足を運びました。途中で休憩ありの3時間30分くらいあるのですが 演奏する曲目と曲順が毎回 違っているのです!曲のアレンジも大胆に変えていたり 始めの部分を聴いただけでは どの曲かはわからないっといった感じで スリリングで ライブの醍醐味みたいなものを 教えてもらったような気がします!


アンコールは 大体<Someday>が多かったような気がしますが ピアノで 始まるイントロを 聴いただけで いつも鳥肌が 立っていました!そして 大合唱!そして ダディ柴田のサックスのソロで 絶頂に達します!本当に かっこよかったと思います!


 当時のバンド<ハートランド>も いかしたバンドでした。大所帯のバンドでしたが 凄腕のミューシャンが 集まっていて 佐野元春を 盛り上げていました。私が 特に好きだったのが キーボードの西本明で 感動的なフレーズを 惜しげもなく 弾きまくります!ブルース・スプリングスティーンの<Eストリート・バンド>のキーボード、ロイ・ビタンのようでした!そして ハートランドの命 3人のホーン・セクション<東京ビーバップ>としてサックス;ダディ柴田、トロンボーン;ボーン助谷、トランペット;石垣三十郎の 盛り上げ方は ブルース・スプリングスティーンの<Eストリート・バンド>の クラレンス・クレモンズのようで 鳥肌物でした。



佐野元春の一番エネルギッシュな時に めぐり合えて 実際 ライブも見ることが できたのは 今になっては 財産だなあ!なんて思います!50歳を超えてからくらいから 昔良かったことが ふと思い出し 思い出に浸されてしまいますが でも まだまだ あの頃の佐野元春のメッセージは 私の中では 生きているつもりです。




つまらない大人には なりたくない!!



あんた 十分 つまらない大人やん!と 言われそうですが (笑)





Can you hear my heart beat ?


 



 



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