ちょこっと感動日記

毎日のちょっとした熱~い感動を綴るマイブーム日記。音楽、本、マラソン、映画、サッカーのこと あれこれ!

追悼!アレサ・フランクリン


 このブログの休憩中の2018年8月16日に アメリカ南部の偉大なソウルシンガー、アレサ・フランクリンが 亡くなりました。享年 76歳。また一人 敬愛なるミュージシャンが この世からいなくなってしまいました。月並みですが 残念でなりません。少し時間がたってしまいましたが 私なりの追悼をしてみたいと思います。


 私が 初めて アレサの歌声を 耳にしたのは 確か80年代の<Jump To It>とか<Freeway To Love>、とかが 流行っていた頃だと思います。サウンドは ともかく 歌い方と声が 超個性的で インパクトがあり 強烈すぎて 逆に 好きにはなれなかった記憶があります。まだまだ ソウルとは 何なのか 分からなかったのですね!その頃は。
 それから 再びアレサと巡り合ったのは 映画<ブルース・ブラザース>を 観た時のことでした。夫婦でやっているハンバーガー屋さんの奥さん役で 店の中で <Think>を 歌うシーンでした。なんと かっこいいか!  ↓↓



Aretha Franklin - Think (feat. The Blues Brothers) - 1080p Full HD


多分 私のように アレサの歌声に 飲まれていった方は 多いのではないかと思います。一時期 中古CDやレンタルで 浴びるほど 聴き倒したことがあります。その時 買った1970年代のAtlantic時代の名曲を 詰め込んだCD4枚組BOXの 冒頭の写真の<Queen of Soul>は 多少ぼろぼろになってしまいましたが 今だに家宝になっています。


少し前に NHK-FMのピーター・バラカンさんのWeekend Sunshineで 特集を何度か組まれ このような偉大なシンガーは 一回だけでは とても終われないと 何度も アレサの歌声を 聴かせてくれたのを思いだします。<A Natural Woman>は アレサのために キャロル・キングが作った話や ポール・マッカートニーが 作った<Let It Be>は アレサのことをイメージして作った曲で のちに 本当にアレサが 歌うことになった逸話など 興味は つきません。



Aretha Franklin - (You Make Me Feel Like) A Natural Woman [1967]



Aretha Franklin \"Let It Be\"


アレサが 歌ったカバー曲を聴くと オリジナルとは 全く違った解釈で 完全に自分のものにしていて 歌唱力が ひと際 際立っているのが 分かると思います。
幼い時から 教会で歌っていたおかげもあり 聴いている人すべてに 感動を与える天性的な才能は このアトランティック・レコードに入ってから 開花するのですね! 




 スティーヴィー・ワンダーが アレサに 贈ったこの曲には 当時 最高のバックメンバーが集まっています。特にベースのチャック・レイニーと ドラムスのバーナード・パーディーの演奏は 素晴らしすぎます。↓↓ それらに続くアレサにも 恐れ入ります。

Aretha Franklin - Until You Come Back To Me (That's What I'm Gonna Do)




 スパイク・リー監督の伝記映画<マルコムx>のエンドロールで流れるダニー・ハザウェーの名曲 <Someday We'll All Be Free>を アレサは 熱唱しています。黒人のシンガーすべて この名曲を 歌えると思いますが その中でも アレサの熱唱には かなわないと思います。それほど 素晴らしいのです。さすがのYouTubeも その音源は ありませんでしたので ライブ版を 上げておきます。↓↓



Aretha Franklin \"Someday We'll All Be Free\" LIVE 1993


 
 他にも 数えきれないほど 優れた熱唱や名演、名盤が 数多く多くありますが 2007年に発表された この盤には 驚かされました。同じアルバムに 似た曲が あったおかげで お蔵入りとなった曲や デモテープ、ヴァージョン違い、シングルのB面曲、なぜか いい出来栄えなのに お蔵入りとなった曲など 35曲が CD2枚組で 発表されました。↓↓ 



その中でも シナトラで有名な<My Way>や ビートルズの<Fool On The Hill>は どうして 今まで未発表だったのか 意味不明の出来栄えです。初めて聴いたときは 涙が出そうになったのを 覚えています。





 今となっては ずいぶん昔の1996年 私が 初めてニューヨークに 行った時のこと。帰国する一日前に カーネギーホールの前を通ると 明日 アレサのライブがあるという ポスターが 張ってありました。アレサは 飛行機嫌いで ライブを行うのは 列車か自動車で 行ける所に 限られていましたので もちろん 日本には一度も来ていませんし 現地で 観るしかなかったのです。そんな千載一遇のチャンスを 逃してしまったのは 今思っても後悔するばかりで どうして あの時 もう一日 帰る日を送らせて チケットを買わなかったか?を。。。
 


そんな思い出も アレサの曲を聴いていると 自然と当時のことを思い出して 切ない思いとともに 自分がいるのかあ と思ったりしています。まだまだアレサの素晴らしい曲は いっぱいありますが また次の機会に。


アレサよ!永遠なれ!!

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