ちょこっと感動日記

毎日のちょっとした熱~い感動を綴るマイブーム日記。音楽、本、マラソン、映画、サッカーのこと あれこれ!

映画<グローリー/ 明日への行進>を観て! ~映画のこと①



 



 久しぶりに 映画館に足を運び キング牧師の不変の人間愛を描く映画<グローリー/ 明日への行進>を 観てきました。


 人種差別を描くことは 長い間タブー視されていて その中でもキング牧師を 描くことは きわめて難しかった(遺族の許可がでなかった)そうですが 黒人女性監督のエバ・デュバーネイは さまざまな困難な課題を乗り越え 7年の歳月をかけ 完成させました。同じように黒人差別や黒人の世界を描く<マルコムX>などを作ったスパイク・リー監督の映画のような派手さはありませんでしたが ストーリーもキャストも 映像も 音楽も 期待していた通りの 人間としてのキング牧師の偉大さと人間臭さが 伝わってくる素晴らしい映画でした。




 


  物語は 1963年にバーミングハムで起きた悲劇的な教会爆破事件から 1964年ノーベル平和賞を受賞を経て 血の日曜日事件から 1965年8月の投票権法成立までを追います。そこには どんな最悪な状態でも 常に 前に向かって 少しずつ進もうとするキング牧師の姿勢が 大変な勇気と思い 涙しました。もし 半ばで 命を落とすことになっても それが 前進につながるなら それでも構わない。私は行く。と言って 演説に向かうところは 鳥肌物でした。


 また キング牧師が ゴスペル歌手のマハリア・ジャクソンに 電話をかけて ゴスペルの唄を 歌ってもらうシーンなんかもあり なんか人間臭くて 一人の人間が 癒されているようで とても印象深くに残ってます。



映画『グローリー/明日(あす)への行進』予告編




 もし 自分が 自分の家族が 自分の人種が わけもなく差別され 選挙権も奪われ 一方的に 攻撃されたら 一体どうすればいいのか?どうすれば 良くなるのか?また それらから 守ることができるのか?また そんな事実を知らされた時 身体を張って NO!と 言えるだろうか?そんなことを 考えました。  


 
 人種差別や公民権運動に 焦点をあてた映画 <マルコムX><遠い夜明け><インビクタス>は 何か生きていくうえで いちばん大切なものを 私に 教えてくれた素晴らしい映画だと思っています。平和のために戦うというのも 一つの手ではありますが 報復が 報復を生みだせば 何の解決にもなりません。それらを 断ち切るのは 非暴力非抵抗しかないこと。それらを 実践したのが ガンジーでありキング牧師だったのです。


 色々なことを 学ばせてもらったこの映画の終わりには ジョン・レジェンド&コモンの<グローリー>で 閉められます。何を感じるかは 人それぞれ違うと思いますが 実際に 観られて 何かを感じる心を持つことが 大切じゃないかと思います。



Common, John Legend - Glory




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