ちょこっと感動日記

毎日のちょっとした熱~い感動を綴るマイブーム日記。音楽、本、マラソン、映画、サッカーのこと あれこれ!

映画<ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった>を観て


 久々の更新になってしまいました。今回は 前回に引き続き 音楽関係の映画の事を 書いてみたいと思います。前回は 娘と行きましたが 今回は 1人で行きました。ザ・バンドという一見 奇妙な名前のカナダ人4人とアメリカ人が1人のバンドのリーダーであるロビー・ロバートソンの自伝を基にしたドキュメンタリーで 総監督に マーティン・スコセッシが務めています。


 私の一つの判断基準として 初めてお会いした人と 音楽の話をする時 ザ・バンドは 好きですか?などと 質問して 話が弾む人は ルーツ・ミュージックのことが 分かっている人やな!と勝手に思っています。逆にわからない人は 偏りがあり いい音楽とは何かと分かってない人だと 考えてます。極論ですが。いい音楽を愛する人は 必ずザ・バンドの事が 好きなんだなと。


 この日は 平日の昼間だったかもしれませんが かなり年配のわがままそうな 年配の方が 多く来ていました。笑(私もそうかもしれませんが)その中に 前日にお邪魔した音楽BARのマスターも 来られていたのは 偶然でしたが。


 


 ザ・バンドのメンバーは ロビー・ロバートソン、リヴォン・ヘルム、リック・ダンコ、リチャード・マニュエル、ガース・ハドソンの5人。最初は ロカビリー・シンガーのロニー・ホーキンスのバックバンド<ザ・ホークス>として スタートします。
 その後 ボブ・ディランに気に入られ 一緒にバックバンドとして ツアーに出ます。ウッドストックに<ビッグピンク>と呼ばれるスタジオを作り セッションを続け 68年には デビューアルバム<ミュージック・フロム・ビッグピンク>を 発表。名曲<ザ・ウェイト>が 生まれます。



The Weight (Remixed 2018)


 このボブ・ディランの 子どもが描いたんでは?というジャケットには 笑ってしまいますが このレコードは 名曲ばかり入っていて レベルの高さも感じる 大好きな盤です。


 1968年は ビートルズが解散する少し前の時代で 様々な音楽が 台頭してきて 興味深くなってきた時期です。その中で ザ・バンドの音楽は どの曲を聴いても 激しくなく まったりした感じの曲が多く 地味な感じがしてきます。この地味さが 何十年経っても 忘れられなく 何度聴いても 全く飽きがこなく ますます輝いてくるという所以じゃないかと思います。


 エリック・クラプトンが リズムギターでいいので ザ・バンドに入りたい!と言っていたのは 凄く印象的で このバンドしか出せないグルーヴは メンバー5人が 誰一人 かけても出すことは 出来ないことを この映画で表現しているのは スコセッシの監督としての技かなと思いますが どうでしょうか。


 1978年のバンドの解散コンサート<ラスト・ワルツ>では 名の知れた人たちが 駆けつけてくれ とんでもなく 素晴らしい終焉ライブとなりました。ボブ・ディラン、ジョニ・ミッチェル、マディ・ウォーターズ、エリック・クラプトン、ヴァン・モリソン、ニール・ヤング、ドクター・ジョン、リンゴ・スターなど。




The Last Waltz (1978) - The Night They Drove Old Dixie Down Scene (5/7) | Movieclips



最後に いろんな音楽に 関係する人が いろいろな言葉で この映画を 賞賛していますが あるエッセイストの この言葉が 一番だと思いました。


<「彼らが一緒だと 何かが始る。何か奇跡的なことが。。。バラバラだと起こらない。」
  というブルース・スプリングスティーンの言葉が 印象に 残った。>


 
 私が 一番好きな曲は これです。↓↓



It Makes No Difference (Remastered 2000)

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