ヨーヨー・マ『プレイズ・モリコーネ』を聴いて!
世界的に有名なチェロリストであるヨー・ヨー・マが イタリア映画音楽界の巨匠エンニオ・モリコーネの作品を 本人と共演するという 2004年に世界的に大ヒットを記録した素晴らしい音楽を 取り上げたいと思います。
クラシック畑のことは ほとんど知らない私が 聴いていても ヨー・ヨー・マのチェロは すぐにわかるほど 特徴があり 音色が素晴らしく チェロ特有のビブラートが どこか 涙を流して 泣いているように 語りかけているように 聴こえてきます。
この盤は そんなヨー・ヨー・マのチェロで モリコーネの作品が聴ける作品集で 初めて聴いた時は 本当に信じられない夢のような気がして 何回も聴いたのを 思い出します。
一方 作曲家のエンニオ・モリコーネの音楽との出合いは 1984年の私が19歳の時に見たセルジオ・レオーネ監督の<ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ>で 場面々で 流れている音楽が 頭から 離れませんでした。主演のロバート・デ・ニーロの演技以上に 反応してしまったほどです。
それ以来 監督が ジュゼッペ・トルナトーレに 代っても 音楽の良さは変わらず 映像と一体して 脳裏に 焼きつけるものとなってしまいました。<ニュー・シネマ・パラダイス>から始まり <海の上のピアニスト>、<マレーナ>、<明日を夢見て>と イタリア映画の美しさと奥深さとともに ゆっくりと 私の中に入ってきました。
イタリアの人は モリコーネの音楽を 聴きに行くために 映画館へ行く とも言われていた様に イタリアでは 国民的な人気を 誇っているようです!
このCDには その他のモリコーネが かかわった映画音楽も 収録されています。中には 映画<ミッション>からの<ガブリエルのオーボエ>という曲は 二人の素晴らしいところが 詰まっているような名曲だと思っています。
クラシックとサウンドトラックのちょうど真ん中の様な音楽は 普段聴いているのとは また種類が違った音楽ですが 私にとっては なくてはならない音楽の一つで 夜静かに聴き入っていると 涙が出てくることもあります。もうすでに 何回聴いたかわかりませんが これからも 何回も聴き続けるでしょう!
ヘンリー・マンシーニ、ニーノ・ロータ、マイケル・ナイマン、坂本龍一 etc.いい映画には いい音楽!というのが 私にとって いまだに感動を誘うキーワードに なっております。
よろしければ こんな感じです というミニ・ドキュメンタリーがありましたので どうか ご覧下さい!
ヨーヨ・マ プレイズ エンニオ・モリコーネ (スタジオ風景)