ちょこっと感動日記

毎日のちょっとした熱~い感動を綴るマイブーム日記。音楽、本、マラソン、映画、サッカーのこと あれこれ!

マイルス・デイビスの超名盤<カインド・オブ・ブルー>を聴く!

 

 今回は 久々に聴いた帝王マイルス・デイビスの名盤、いや ジャズの名盤で ジャズを 聴き始める時には 絶対 避けては通れない『カインド・オヴ・ブルー』を 取り上げたいと思います。ジャズを聴く時 一番最初に 選ばれる盤として ジャズ史上最高のセールスを 更新し続けている別格の盤と 言われており 1959年の録音ですが 今 改めて聴いても 新鮮で古臭くなく とても67年前の作品とは 思えません!


 ジャズのガイドブックのすべてに 紹介されている この盤を 初めて聴いた時は こんなのどこがいいんだろう?どの本見ても 書いてあるが、何で名盤と 呼ばれているのか?何がいいのか?よくわかりませんでした。しかし 年月が 少しずつ 経過するにつれ 少しずつわかり始めてきて ここにきて 聴いているのが 面白くなってきた次第です。

 

 まずは メンバー。ここでは マイルスだけでなく 同じくらい有名なミュージシャンが 何人も参加しています。ジョン・コルトレーン(ts)、ビル・エヴァンス(p)。次に やや知名度は 落ちるが キャノンボール・アダレイ(as)、ウェイントン・ケリー(p)。次はポール・チェンバース(b)、ジミー・コブ(dr)というメンバーが 揃っているので まとめて 聴けてしまうという どこかお得感があります。

 

 しかし 収録曲の6曲を 聴いていても なんとなくすべてが よく似ているし 特徴が あるようには 聴こえなかったし 1曲ずつが 長すぎる。(9分が3曲と11分が1曲)でも物静かな曲を ゆったりとした 気分で聴いていると まるで フレーズが ひとつひとつ計算されているかのように 演奏者全員が 一丸とになって迫ってきているような気になり 錯覚してしまうようです。


 マイルスは 「アフリカ音楽のように シンプルさを目指したアルバムだったけれど うまく成功しなかった」 と 自伝で語っているらしいが ビル・エヴァンスは 「この音楽の 墨絵のような枯淡の味わいと静粛さ」とたたえている。モードとコード進行を うまく組み合わして 仕上げていったということだろうか。難しいことは よくわかりませんが(笑)


<So What>は のちに『Fore&More』で演奏された テンポが 早いヴァージョンと 比べれば 静かで落ち着き払っていて気持がよい。マイルスの代表曲。②FreddieFreeloater>は、ブルースっぽく この曲のみ ウェイントン・ケリーが ピアノを弾く。③<Blee In Green>は マイルスとエヴァンスの共作。いや~ しびれてきます。④<All Blues>ユニソンでのテーマが 印象的で 妙にかっこいいです。⑤<Flamenco Sketches>は エヴァンスの<Piace Piace>が 元になっています。トニー・ベネットやロック歌手のボズ・スキャッグスが 歌っている<Some Other Time>は これを元にしているのかな?


と まあ 完璧に わかったとは 言えませんが これが ジャズの雰囲気であり ジャズたる所以ということだけわかっただけでも いいんじゃないかと思います。真夜中に こっそり 物思いにふけりながら この盤を聴いたら 一旦は 絶望し 深い闇の中に 入りこんで 復活不能の様な気がしても もうここまで 落ちたのだから もう這い上がるしかない と思い込み 光が 見えてくるような そんな音楽であると 私は 思います。



Miles Davis - Kind of Blue - 1959 (Complete Album)



聴く気になれば 全曲 聴けます。どうぞ お楽しみあれ!









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