ちょこっと感動日記

毎日のちょっとした熱~い感動を綴るマイブーム日記。音楽、本、マラソン、映画、サッカーのこと あれこれ!

MOTOWNよ!永遠に!映画<The Making Of Motown>を観て


  先週から 公開されている<HITSVILLE:The Making Of MOTWON>を 観てきました。モータウン・レコードは 今から60年前に アメリカ北部の自動車産業で栄えた町 デトロイトで 1人の黒人労働者が 始めたレコード会社で 人種差別と 戦いながらも 白人も黒人も楽しめる音楽を 数多く作ってきたレコード・レーベルです。今回は 創立60周年記年企画という事で マイケル・ジャクソンのオーディションの時の初出映像などを 加えて 創始者のベリー・ゴーディjr.が 副社長のシンガーで 作曲家のスモーキー・ロビンソンと二人で 思い出をたどるというドキュメンタリーに仕上がっています。


 何をいまさら モータウンの歴史映画なんか。と思うかもしれませんが ソウル・ミュージックが好きな人は ともかく ロックやポップス、いや音楽自体が好きな人にとって ビートルズの音楽と同じで 避けては 通れない 偉大なレーベルと言っても 言い過ぎじゃないと思っています。多分世間も然り。何年かおきに こういうのを上映して 現代音楽の礎として素晴らしい音楽を 作ってきてた先駆者を リスペクトすることは これから新しい音楽を 作る人たちにも 大切なことだと思います。


 今回 観に行ったのは 何を隠そう 娘が 今の音楽よりも 時代を遡って 自分にとって いい音楽を 探していて 最近のぶち当たっているのが ジャクソン5の<I Want You Back>やスティーヴィー・ワンダー<Sir Duke>のような とにかくリズムが活かしているソウルミュージックで モータウンの良さを 分かりかけてきて ちょうどいいタイミングだったという事が 一番のきっかけでした。


 2002年のモータウンの社員として 雇われたスタジオミュージシャンの目線で 描いた映画<永遠のモータウン>やネルソン・ジュージ著の本<モータウン・ミュージック>、NHKの番組<ソウルトレイン>を見たりして 必死で 追いかけてる時期がありました。スモーキーやマーヴィン、マイケル、スティーヴィーやダイアナ・ロス、テンプスにフォートップス、マーサ&ヴァンデラスなどは超有名ですが グラディス・ナイト&ピップス、スピナーズ、アイズレー・ブラザースなど モータウンを やめてから より有名になるグループや 少し運がなかったメアリー・ウェルズやブレンダ・ホロウェイの女性シンガーたちや のちにマーヴィンとデュエットで ヒットを飛ばしたキム・ウェストンやタミー・テレルなど 深く掘れば掘るほど 数多くのいい音楽に 巡り合える モータウンは 音楽の玉手箱と言ってもいいと思います。 


 モータウンのツアーで 南部のミシシッピ州とかでは 人種差別が 特に激して 休憩時間に トイレを 使わせてもらえなかったり レストランで食事ができなかったりと 当時のエグさなんかも 伝わってきました。キング牧師から 励まされたり 時代は変われど オバマ大統領から 最大の祝福を受けた時は 自分たちが やってきたことは 間違っていなかった!という場面では 目が潤んできました。


いい曲が いっぱいありすぎて 選ぶのに 苦労しますが 大々々好きな3曲だけ 選びました。是非聞いてもらえれば うれしく思います。



Mary Wells - My Guy



The Tracks of My Tears - Smokey Robinson & The Miracles




Marvin Gaye Stubborn Kind Of Fellow


 

Oooh Baby Baby - Smokey Robinson and the Miracles (Original) Lyrics

村上春樹『一人称単数』を読んで


 久々に 村上春樹の新作短編が読めるという ワクワク感が とにかく たまらなく うれしい気分にさせてくれ 生きていて よかったなあ!と 思わせてくれるのは 私だけでは ないと思います。春樹さんの文章には 長編には長編の 短編には短編の 対談にはそれなりの それぞれの節(ぶし)があり その中のマイノリティで 少し切ないところや ちょっとした遊び心が 私には たまらなく好きです。今回の短編も然り。



「石のまくらに」
「クリーム」
「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」
「ウィズ・ザ・ビートルズ  With the Beatles」
「『ヤクルト・スワローズ詩集』」
「謝肉祭(Carnaval)」
「品川猿の告白」
「一人称単数」


 前作の『女のいない男』の中には <ドライブ・マイカー>と<イエスタディ> というビートルズの曲のタイトルと同じものが ありましたが 今回は <WithThe Beatles>という ビートルズの2ndアルバムがありました。そのアルバムを抱えて 一瞬にして消えてしまった美しい少女と その当時のガールフレンドとの思い出にまつわる話は 生も死も 紙一重という印象でした。ここから 次作の長編小説に 発展していきそうな 匂いがしてきます。


<チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ>は 架空のアルバムタイトルを作り レビューまで書いてしまうのは 想像力を 駆り立てられます。冷静に考えると ミスマッチかもしれませんが おもしろいですね。ついでに出てくる <ペリーコモ、ジミヘンを歌う>なんて 本当にありそうで 笑ってしまいます。(検索かけましたが いくら探してのなかったので やられた!と思いました。笑)
音楽の好きな人は 自分も含めて そんなことばかり 考えるものなのですね。それも音楽の楽しさのひとつと思います。


 過去の短編と同じく 人間らしき動物 お猿さんが登場する<品川猿の告白>は 人間と動物との間の曖昧な存在の生き物と 話すことによって 少しずれた会話になるのが 凄く面白いところじゃないかと思います。ブルックナーが好きなお猿さんなんて 粋ですよね!



 私が 小中学生の時は プロ野球と言えば 阪神タイガースか読売ジャイアンツしか 周りに ファンはいませんでした。中日や広島は 両親がファンなので 僕も!という子が たまには いましたが 今では ソフトバンクや ロッテなどのパリーグのファンも 多いと思います
そんな環境の中 高校の時 ある先生が 大阪球場での南海ホークスや 日生球場や藤井寺球場の 私からみれば ありえない 面白い話を してくれました。外野席で寝転びながら ビールを飲み ホームランボールを 自前のグローブで取る話や 近鉄の応援団のガラの悪さや ヤジの面白さなど 同じ大阪の球団なのに 阪神タイガースとは また違った応援の話が 面白かったのを 思い出してしまった『ヤクルト・スワローズ詩集』


ひとつのチームを 好きになって何十年も 応援するきっかけは 案外 その人の人間性みたいなものが 大きく絡んでいるかもしれないことを この短編を読んでいて 思いました。
私の場合 野球は 飽きたという感じで 何の興味もわきませんが 代わりに好きになったたサッカーに これほどまで 熱中してしまうなんて。
つまり セックスに喩えれば、、、いやそれは やめよう!(こんな表現が 気に入らない輩も おられます)好きなチームを 一つ持つことは 間違いなく 毎日に 一輪の 花を 咲かしてくれるでしょう。かな?
さあ、チームが 勝つことを祈ろうではないか。そして それと同時に 敗れることに備えようではないか。




そんなこんなの8編の短編小説集。私にとっても 魅力ある一冊でした。

柿谷曜一朗、神技 決めた!!

 


 調子が いい時に セレッソネタを 今回も。
 前節は 昨年の優勝チーム 横浜YMを 2-1の 逆転勝利したセレッソ大阪は 2020年9月16日 今節は 昨年の天皇杯優勝チーム、ヴィッセル神戸とのアウェー戦。ダゾーンで観戦していました。阪神ダービーは ガンバ大阪との大阪ダービーのように 順位に関係なく 熱くなります。


 セレッソは 5連勝で現在2位を キープしています。ロティーナ監督は 今一番 ノリに乗っている 坂元達裕と清武を ベンチスタートで 温存します。その代わりに入ったのは 柿谷曜一朗と西川潤。潤は J1初先発です。一方 神戸は ホームで6戦未勝利です。けれど イニエスタとフェルマーレンの世界スターが 揃ってスタメン。古巣相手の山口蛍も元気です。



ポゼッション率 28:72で 支配されてるのは 想定内でしたが 33分に セレッソ都倉がGKの顔面と蹴ってしまい 一発レッドで 退場になってしまったのは 想定外でした。


仕方なく 西川潤を 引っ込めて 5バックに システムを変更を 余儀なくさせられました。10:11のゲームは 殆ど陣内で ボールを回され 支配されました。何本もシュートを打たれましたが ブロックされた守備を 崩されず ゴールを割らせません。


そんな状態でも 耐えていると いいことが巡ってくるのが サッカーのいいところ。
後半17分 われらの柿ちゃんが 高い打点の奇跡のようなヘッドで ゴールが生まれます。柿ちゃんの今季初ゴールが 決まりました。



【DAZNハイライト】ヴィッセル神戸vs.セレッソ大阪|2020明治安田生命J1リーグ 第25節




 その後も とことん攻められ続けられましたが 最後まで 守り通し 1-0で 勝利!
15年ぶりの 6連勝の瞬間です。まさか勝てるとは 思いませんでしたので 笛が鳴った時の勝利の瞬間は この上ない喜びでした。



困難な試合ほど 勝利の喜びは 深くなる!



ダゾーンのかっこいいCMの一節ですが まさに この通りだと思いました。


次節は 中2日で迎えるホームの鹿島戦。昨年も 鹿島に勝てば 優勝の可能性が出てくるというところで 敗戦したりと 私の中では いいイメージがありません。
今季こそは 絶対勝利して 川崎の後を しっかりと追い続けてほしいと思います。
もちろん 行ってきます。勝利を 祈って。



セレッソ大阪 歴代1000ゴールしたのは?

 



 2020年9月10日時点で 首位F川崎との勝ち点差が 8あるものの 4連勝で しっかりと2番手につけているセレッソ大阪。川崎戦での大敗や ルヴァン杯 準々決勝で 柏レイソルに 0-3で敗戦し タイトルの可能性が 一つ消えてしまったという 失望感も ぶっ飛ばし 新たな勝利を 積み重ねているのは ファンにとっても 入れしい限りです。


 ここ2試合のゲームは ロティーナ監督のセレッソらしい勝ち方が できたんじゃないかと思っています。シュート数やポゼッション率は 完全に 相手の方が 上回っているのに 数少ないチャンスを活かし ゴールを決めきる。守備の意識が チーム全員が統一されているので メンバーが 変われど 同じ戦いができて ディフェンスは 最後まで 崩れません。そして ゴールキーパー、キム・ジンヒョンのファインセーブでどれほどの ゴールが阻止できたか。そんなところが 今のセレッソの強さではないかと思います。



 9月5日は 浦和との対戦でした。もちろん長居スタジアムに 足を運んでいました。
浦和は タレントが揃い 個の能力が高いチームで いつもリスペクトしています。攻められ続けられましたが 後半3分に ⑨都倉が 頭で合わせ 昨年の大けがで1年棒に振って以来 久々のゴールでした。選手生命をかけると言っていたほど うれしかったゴールです。今季 山形から加入の⑰坂元達裕が この日もキレッキレのドリブルで切り込んクロスが オウンゴールとなり 2点目。そして J3のセレッソU23では 6点も決めていた J1初ベンチ入りの19歳 ㊷藤尾翔太が85分に入り 88分 相手キーパー、西川周作とディフェンスのスキを突き 初ゴール。もっている何かを 期待せざるを得ない瞬間でした。後で 何度でも そのシーンを見ましたが 普段 喜びを あまり現さないロティーナ監督の喜んでいる姿を見て さらに熱いものを 感じました。






【公式】ハイライト:セレッソ大阪vs浦和レッズ 明治安田生命J1リーグ 第14節 2020/9/5





 
 その3日後の 9月9日の15節 札幌戦は ダゾーンで 観ていましたが このゲームも 本当に ホッとな内容で 熱くさせてくれました。札幌の知将ペトロヴィッチ監督は 守りが固いセレッソを 高い位置で 攻撃し ポゼッションして 攻撃の形を 作らせないという戦法です。ゆっくりを 廻して 徐々に攻めていくセレッソの出鼻を くじかれた感がありました。札幌のエースストライカー 鈴木武蔵は 海外に移籍し 中盤の要のチャナティップも ベンチに入っていません。しかし 3バックの福森、キム・ミンテ,新藤は強力で 嗅覚が鋭いジェイやルーカス・フェルナンデスも 入っています。


 この日のセレッソは あと一点で チーム歴代1000ゴール達成で 一体だれが 決めてくれるのか クイズになってもいました。そのチャンスが 早速 巡ってきて 決めたのが ㉕奥埜博亮でした!そして 2点目となる1001ゴールも 決めたのも 奥埜でした。ボール支配率 38:62と 圧倒的に 握られてはいましたが 0に抑えるとこができて 2-0で 勝利することができました。




【セレッソ大阪×北海道コンサドーレ札幌|ハイライト】明治安田生命J1リーグ 第15節 | 2020シーズン|Jリーグ




9/19日より 現在のところ 5000人限定でした 入場できなかった 観客入場数を 観客席の半分まで 入場可能になるという吉報が届いてきました。徐々にですが サッカーがある日常を 少しずつ 取り戻せているのは スポーツを 愛する人にとって 非常にうれしい限りです。


首位の川崎Fも 勝ち続けているので ゲーム差は 縮まってきませんが 出来る限り勝ち続けて 10月3日の長居スタでの 川崎Fとの直接対決に勝利して 念願の初優勝に向かって 突き進んでほしいと思います。

センティ・トイ<私の運命線>を 聴いて


 久々に 音楽の事を 書いてみたいと思います。
一見 日本人のような 美形な女性。あごに 3本のラインがあるのが 少し気になりますが。実は なんと首狩り族に生まれたという経歴の持ち主で ミャンマーと国境を接するインド東部のナガランド州出身のシンガーソングライターなのです。


このジャケを 一目見た時から 一体どんな音が聞こえてくるのか 大変興味ありましたが 実際聴いてみると モダンジャズとアフリカのマリの音楽のいいところをミックスしたような感じで どことなく若去りし頃のビョークといった勢いがあり かっこいいリズムと キュートな歌声(キュートなんて 今は 言わないか?笑)に圧倒されてしまい 速攻気に入ってしまいました。ノラ・ジョーンズ好きの私の耳にも 反応してしまうようなセンスの持ち主だと 思いました。



それが 一曲目のこの曲です。↓



Senti Toy - How Many Stories Do You Read On My Face





 このアルバムでは いろいろな特徴ある楽器が登場して 曲ごとに彩を 与えていますが
アカペラで 始まるこの曲が 中でも 特に気に入っております。アコーディオンが 効果的に使われているのも 魅力です。



Senti Toy - More Than the Fingers of My Hand



センティ・トイの唯一のソロアルバムで 2006年に初めてリリースされました。
以後 現在に至るまで 作品は 発表されていないようです。今からでもいいので 新しい録音が 聴きたいと思います。



How Many Stories Do You Read On My Face『私の運命線』


1.How Many Stories Do You Read On My Face
2.Say a Word
3.More Than the Fingers of My Hands
4.The Language I Cry In
5.And Then? and Then?
6.Because I Am Woman
7.You Got Breath
8.When I Dance
9.Kohima
10.Berimbau



 このCDを教えてくれたのが よくこのブログにも登場する京都にある中古レコード店<エンゲルスガール>の店主です。他にも 色々と興味がある音楽を聴かしてくれましたが 最後に ビートルズのホワイト・アルバムのマスターリングされたLPレコードがあるというので かけてくれました。


 バック・イン・ザ USSRから ホワイル・マイギター・ジェントリー・ウィープスまででしたが 高校生の時に レコードで聴いた記憶と あまりにも違っていたので とても驚きました。リンゴのドラムは シャキシャキして跳ねてるし ジョンの特徴ある声にも びびってしまいました。極めつけは ホワイル・マイギターのクラプトンのギターの音。いや~かっこよかったです。