ちょこっと感動日記

毎日のちょっとした熱~い感動を綴るマイブーム日記。音楽、本、マラソン、映画、サッカーのこと あれこれ!

サッカー・ワールドカップ最終予選第3戦 日本vsイラク



 私にとって サッカーは 面白さや楽しさ以外にも 色々なことを 教えてくれます。


『最後の最後まで あきらめるな!』
『最後の最後まで 油断するな!』


サッカー以外のこと 仕事や遊びでも 当てはまることが 多いように思います。最後まで あきらめずに 最善をつくし チャンスを待つ!チャンスがくれば 確実に 決める!


 日本vsイラクの一戦を 観ていて まさに そんなことを 教えてくれているかのようなゲームになり ハラハラドキドキの99分間でした。


 現在 ヨーロッパのチームに在籍の日本代表 ⑨岡崎、④本田、⑩香川、⑬清武、22吉田は 揃って ゲームに出させてもらっていないだけでなく ベンチにも入っていない時もあり 不本意な状態が 続いています。状態からいっても あまり活躍に期待がもてない中で ドイツのヘルタ・ベルリンで活躍していて 日本代表でも 前試合で ゴールを決めた ⑧原口が 攻守にわたり 最後の最後まで あきらめない姿勢が 一番出ていた選手だと思いました。激しいポジション争いで 今回は ⑪宇佐美が 怪我のため出ていないですが 原口が レギュラーに 近い存在だと思います。


 そして スペインのリーガ・エスパニョーラのセビリージャの⑬清武が 目立って いいパス、パスカット、ポジショニングをしていて 大活躍でした。


 前半26分 その二人から 得点が生まれます。清武の技ありの再度からのセンタリングで おしゃれなゴールと言われた 左足のヒールで 神業的な得点が 入りました。1-0。


 後半になって 少し疲れが見えた ⑦柏木を 交代しようとしていた時に 日本の選手は 一瞬 集注力が切れたのか 失点してしまいます。ここで 1-1の同点!その後 硬直状態が続き 6分のァディショナルタイムがあり 両者 粘り強く 闘っていましたが後半48分 柏木と交代していた J2から唯一選出のセレッソ大阪、山口蛍が クリアでこぼれたところ ミドルシュートを 豪快に決め ついに 2-1の 勝ち越しに成功します。そのまま 終了し 2-1で 日本代表は 勝利することができました。


 選手たちには 大変なプレッシャーが あったようで インタビューでは 勝って ホッとしたと 言っていました。プレッシャーを 跳ね返して よくぞ 頑張って 勝ったと思います。


 次の試合は 来週火曜日 アウェーで 一番の難敵 オーストラリアです。
⑲酒井宏樹が 累積2枚で 出場停止になり 長友も 怪我で×。守備面で 苦戦が予想されるのにも増して ⑨岡崎も 負傷で 微妙な状態と 発表されています。


攻守にわたり かなりヤバい状態で アウェーで乗り込み 身長が高いオーストラリアに最低限 負けないで 引き分けに 持ち込めば まだ 道はあると思いますが 負けてしまうと 本戦出場が ほぼ絶望的になってしまうでしょう!


どこまで 闘うことができるのか?火曜日のゲームに 期待しましょう!


ブルース・スプリングスティーンの名盤<明日なき暴走>を聴く!

 


 今回は 私の好きなブルース・スプリングスティーンの<明日なき暴走(Born To Run)>を 取り上げてみたいと思います。3作目 1975年の作品の永遠の名盤です!


 このアルバムは <The River>で ブルース・スプリングスティーンと 初めて出会ってから 遡って 聴きまくった記憶があります。初めに このジャケットが 何とも言えないかっこよさがありますね!ブルースが もたれかかっている左部分は 裏ジャケットになっていて サックスを持っているクラレンス・クレモンズの姿になっているというわけです。


 レコードの帯には <全てのロック・ファンが一度は 通らなければいけない道。”ロックンロールの未来”と呼ばれた、ロック史上永遠に輝き続ける名盤!!>と 大それた文句が書いてありますが 何度聴いても 聴き足りないと思うほど 聴いてしまう。 自分にとっても 大名盤と思っています。


 一体 何が これほどまでに 心を奪われてしまうのか?自分なりの言葉で 現わしてみると 

自分が どん底に 突き落とされた時 そのうち なんとか なるだろう!そんなに 悲観的になるなよ!自分なりの方法が 見つかるはずだよ!元気出そうぜ!と 語りかけているような力強いメッセージが 私にとって ブルースだと思っています。


 ボブ・ディランもミック・ジャガーも ジョン・レノンも こんな風には 訴えてこないような気がします。ブルース・スプリングスティーンのことを <ボス>と通称されていますが まさに そのとおりだと思います。それも 下町のボス!




1曲目<涙のサンダーロード>
いきなりボスのハーモニカと ロイ・ビタンのピアノは 入りだしてから 歌が始まります。ただただ興奮させられるばかり。徐々に 盛り上がっていき 最後の締めは クラレンス・クレモンズのサックスで とどめをさします!完璧!!


2曲目<凍てついた十番街>
ほとんどソウル・ミュージック!ホーンには ブレッカー兄弟、デビット・サンバーンが入り 盛り上げる。


3曲目<夜に叫ぶ> 
クレモンズのサックスが 唸りまくるロックンロール。


4曲目<裏通り>
LPで言うと A面のラスト。ビタンの素晴らしいピアノで始まる一つ目のハイライト。ブルースが 歌とギターで 吠えまくる!この感動は 言葉で 現わせないほど。


5曲目<明日なき暴走> 
このアルバムで 一番有名な曲。俺たちのような放浪者は 走るために 生まれてきたんだ と歌われるロックンロールのための賛歌と言うべき曲。


6曲目<彼女でなけりゃ>ボー・ディドリー・ビートに乗せて 全員で吠えまくります。すざましい一曲。


7曲目<ミーティング・アクロス・ザ・リバー>は このアルバムで2番目に聴いた回数が多い曲。この曲のイメージを 表現しようとしたアーティストは 全て 私は大好きです。佐野元春、シオン、トム・ウエイツ、ランディ・ニューマンなど。


8曲目<ジャングルランド> 
ラストを締めくくるハイライトで夜の町をさまよう若者たちを描いた 9分半のミニオペラ。イントロのストリングスから始まり ビタンのピアノが始まる。そしてブルースの歌がかぶさる。そして ドラム、ベース、ギターが どんどん激しくなり 最後のとどめに クレモンズの独壇場になる。一大絵巻物は 優雅に ラストは 静かに 幕を閉じる!すごい曲としか言いようがありません!



8曲で全てですが 密度が濃く これほどまでに いろいろなアイデアが 詰め込まれている まとまったアルバムを ブルースといっしょに制作したジョン・ランドーの力も 大きいと思います。




そして つい先月の2016年9月23日に ブルースは 67回目の誕生日を迎えました。それに合わせて音楽自叙伝『チャプター・アンド・ヴァース』と 同じタイトルの 生涯の起点になる曲によるベスト集を発表しました。


その中には デビュー前の貴重な完全未発表音源を5曲が収録されてます。そのうちの2曲が FMで流れていて 聴いたのですが 一曲は 独特のギターの弾き語り。もう一曲が バンドでの熱い演奏での曲。どちらも ブルースらしく 脂ぎった音楽でした。



ブルース・スプリングスティーン!
もう一度 ライブを 観てみたい!


はかない夢の一つです!





大阪マラソン2016 に向かって!その③

 



 10月30日の大阪マラソンまで とうとう一カ月を切りました。今まで 必死で頑張ってきたトレーニングで 大丈夫なのか?果して 今年も 42Kmを 走りきれるのだろうか?などと 不安な気持になるのは 自分だけじゃないと思います。


 そんな中 今日10月2日 長居公園で ランニングクラブの練習会 30Km走があり 参加させてもらいました。10,11月のフルマラソンの予行練習には もってこいで 自分を試すには ちょうどいい機会です。


 公園外周を 10周半を 一㌔5分ペースで 最後まで通すメニューで A組(一㌔5分ペース) B組(一㌔5分半のペース)で 合わせて 30名が参加しました。


 朝9時で 気温は26度、 湿度が90%で 大変 蒸し暑い状態で 走っていて 大量の汗が出てくるほどで いくら水分をとっても すぐに欲しくなる まだまだ 夏の感がある 走るには 苦しく ちょっとヤバい暑さでした。


 公園内には 他のチームや 個人で走っている人が 普段より 沢山いて 中でも 淀屋橋にある某スポーツ・メイカーのランニング・クラブは ざっと150人の団体で 6~7組に 分かれて 走っていて ちょっと すざましい光景でした。ランニング人気で マラソン大会の抽選も当たり 練習しなきゃ!と 頑張っている感じが 伝わってきて 多少はインスパイアされました。


 


 結果 途中で 暑さで くじけそうになりましたが なんとか無事最後まで ついて行くことできて 終了!この暑さの中で 走れたのは 少し自信になれたかな と思います。

 給水し 少しだけ休憩してから ダウン走で ジョグ&ウォークで 7Kmを 走り 今日の練習は 終了!
 結局 30Kmの前に 3Kmをアップしましたので 今日一日で 40Km 走ったことになりました。脚は パンパンに張り 痛く 家に帰ってからは  ふくらはぎや 指、土踏まずが つりまくり 動かすことができず しばらくの間 倒れて 唸っていました。う~、う~!(苦笑)


 フルマラソンの時の35Kmを過ぎてから 襲ってくる あのしんどさから 少しでも 解放出来るようになれば 今日のようなつらい練習も 少しは 報われると思いますが。


 先月の9月は 台風や雨の日で 練習できない日もありましたが なんとか 月間目標の300Kmを クリアできました!(やった~!!)今月は 徐々に 距離を減らしていき 疲れを抜いていき 本番に 臨みたいと思います。


 


 


 




フロベール<三つの物語>を読んで!


 作家 宮本輝さんが 青春時代に読んだ名作32冊を 紹介しているエッセイ<本をつんだ小舟>という本を読んでいて その中で紹介されていたフロベール 『三つの物語(Trois Contes)』を 図書館で 借りてきて 読んでみることにしました。


 本自体は とっくの昔に 絶版になっているらしく ボロボロになっていて おまけに今では 使われていない漢字や 旧かな使いで 読むのに 時間がかかりましたが なんとなく理解し 読み終えました。なんせ 1877年に発表され 1940年に 日本で発売されたものなのですね!


この借りてきた岩波文庫版では 3つの物語のタイトルは <まごころ>、<聖ジュリアン傳>、<ヘロジアス>とありますが 訳し方によっては 変わってくるようです。


 その中で <聖ジュリアン傳>は 比較的わかりやすい物語だったかもしれませんが すごく魅かれました。



<聖ジュリアン伝>は 中世の聖人伝説で 生まれつき持っていた異常な行動が 身を滅ばせてしまう話です。


ある豊かで小さな王国で ジュリアン王子が誕生します。父も母も家来も 将来を楽しみに育てられます。心ややさしく すくすくと育っていきますが ちょっとしたきっかけで小動物を 殺してしまいます。その死んでいく様を観て 不思議な歓びを 感じてしまいます。


ある年齢に達し 狩りに出かけるようになったとき 異常に熱中するようになります。そして 次々に殺していくようになります。


そして ある日 子鹿を連れた父鹿と母鹿に出会います。そこで ためらわずに 子鹿に弓を撃って殺してしまいます。そして 悲痛な声で鳴いた母鹿も 殺してしまいます。父鹿が襲ってきたので 矢を射って命中します。けれども 倒れず 人間の言葉で しゃべったのです。


「呪われてあれ!呪われてあれ!呪われてあれ!」
「残忍なるものよ、いつの日か、自分の父母を 殺すことになるぞ!」
そう言って 静かに死んでいきました。


それ以来 城から出て 野武士になり いつしか 大軍の対象となりました。そして ある皇帝を助けたことで 娘を差し出され 妻とし 平穏な日々が 続くようになります。


そこに 年老いた父母が 探しにきます。ちょうど その時に その場に居なかったので妻は ジュリアンのベットで 二人を 休ませます。そこに帰ったきた ジュリアンは 妻が男と寝ていると思いこみ 短刀で 刺殺してしまいます。本当に 殺してしまうことになってしまったのですね!


その後 城も妻も捨て どれほど多くの生き物を殺し 父母まで殺してしまったことを 告白して歩きますが 誰も相手にしてくれません。


ところが どこからか 自分を呼ぶ声がします。行くと 全身 悪性の皮膚病の老人が 耐えがたい悪臭を放って 臭い息を吐きながら言いました。「腹がへった」 ジュリアンは 持っているだけの食料を与えました。そして 老人は 寒さを訴え 自分の膿だらけの体を ジュリアンの体で 温めてくれと言います。ジュリアンは 裸になって 老人の体に ぴったりと 押し付けました。すると 老人はジュリアンを 抱きしめました。老人の体は光り始め 悪臭は消え それとともに ジュリアンの胸に あふれんばかりの歓喜が湧き上がり 輝く慈愛の男に変身した老人に抱かれたまま 天に運ばれていきました。


小説の最後は 
「以上が 私の故郷の教会の焼き絵ガラスに描かれてある 慈悲深い聖ジュリアンのあらましである」
という言葉で 終わっています。



読み終わって 少し考えました。


果たして ジュリアンは 聖人なのか?罪人なのか?



この小説は 慈悲とか懺悔とかの 宗教的な意味合いは あまり感じなくて 一人の人間の罪と父母の関係は、多分 人間の意志を超えた部分の 奥深い秘密が あるような気がしてきます。最後の場面は ディズニー映画でもあった「美女と野獣」の 最後に 魔法が解けて 野獣が 王子の姿に戻る場面を 思い出させてくれ 興味深々です。人間の奥底の部分での 戒めかもしれません。そんなことを思った 不思議な話でした。


神話風の話は こういった 後で 読んだ人に 考えさすみたいな話が 数多くあり 面白いですね! 


最後まで ありがとうございました!  


楽しい時間を! 



 


フロベール 『三つの物語』 山田九朗訳、岩波文庫、1940年





金岡ディムライトゲームに参加して!Part 2

 


 9月24日 去年に引き続き 大阪の堺市にある金岡公園陸上競技場でのディムライトゲームに 参加してきました。
大会自体が 15時から始まり 私の出番である 男子5000m 1組は 17:35スタートで 少しだけ 涼しい風の中で 走れるのが いい感じです。とは言っても 湿度が異様に高く ベストな状態ではなく 苦戦が予想されました。



 


 今年は 社会人ランナーが ほとんど参加していなくて 90%が高校生、残りが大学生と 我が所属クラブと そしてライバル関係にあるクラブの人たちだけでした。





出番までは 同じランニング・クラブの女子の応援をしていました。ランニングを 始めて まだ2年弱の50才半ばの いつも練習熱心な女性が 高校生に囲まれ 一生懸命 必死に走っている姿に涙し 感動しました。結果がどうであれ 大会に参加して 自分の練習の成果を 試そうとして頑張って ぴちぴちの中学生と争っている その姿 かっこよかったです。そして 自己新を 更新されたとのこと。 大いなる勇気を 分けてもらいました。



 そして ついに 自分のでるレースがやってきました。いつもように 5000mを 400mのトラックを 12半 まわります。33人の出走で 同じクラブからは 自分も含め3人。ライバルクラブ員が1人、 知らない社会人が1人。その他が 28人が 高校生という驚異の若さ組でした。その中で 1年前の18:45;54越えを 目指していました。


最初の1000mは 3;37で入り 少し早かったなあと思い 落としたのですが 2000mでは 3;57まで 落とし過ぎてしまったのです。しまった!この辺りで ずっと後ろに 付けられているなあ という感じがしていました。応援の感じから ライバル・クラブの人だということが わかりました。ここで 離さなければと思い 少しペースを上げても 付いてきます。そして 少し 油断をした所 やられてしまいました。巻き返しを図ろうとしましたが 距離が 広がるばかり。そのあと 上げきれず 結果は 19;15;55でゴール。完走した30人中 23位でした!
 
そのライバルクラブの人が 試合後に 勝ったことを話しながら おいしいビールを 飲んでいる姿を 想像しただけで はらわたが 煮えくりかえったくるようでした(笑)



結果的には 30秒も 遅れてしまい 残念な結果になってしまいました。
 
大阪マラソンの2週間前に もう一度 5000mの記録会に 申し込んでいますので 自己新と リベンジを ねらいたいと思います。今度こそは!(笑)そればっかりですね!








 26日の練習を終えて 今月の走った距離は 283Km。あと17Km!なんとか目標の300Kmまでいけるめどが立ってきました。今週の日曜日のクラブの練習会で 30Km走を 走ってから 徐々に 距離数を 落としていき 身体の回復に努め 10/30の大阪マラソンに 備えたいと思います。


最後まで お付き合い ありがとうございます!楽しい時間を!