ちょこっと感動日記

毎日のちょっとした熱~い感動を綴るマイブーム日記。音楽、本、マラソン、映画、サッカーのこと あれこれ!

村上龍<55歳からのハローライフ>を 読んで!

 

 

 村上龍さんの本を 読むのは 何年か前に読んだ<KYOKO>以来で 今回読んだ<55歳からのハローライフ>は 私にとって 身に浸みる短編が5話が 収録されています。一時期<13歳のハローワーク>を いう本が流行ったせいで どうせ 55歳から始める仕事ってどんなんが あるやろうか?程度の内容と 反射的に思いましたが よく見ると ハロー・ワークではなく ハロー・ライフで まさしく 55歳からの生き方が 描かれており 50歳の私の胸が高鳴り 他人事とは 決して思えませんでした。 

 

 世知辛い御時世 決して明るくなく 殺伐としていて 今でさえ 生きずらいのに これから先 一体どうなるのか?と。これからの人生に 不安を 持っているのは 私も 同じです。

 

 だんだんと衰えてくる身体や病気のこと 老後の生活、減らされる年金で 果たして 生活できるのであろうか?健康で 働き続けることができるのであろうか?夫婦の問題、子どもの将来のこと、まだ健在の両親のこと、そのほか 考え出したら 眠れなくなり きりがありません!


 そんな絶対ありうる主人公を たまらなく 応援したくなってしまう話です。また果たして 再生できるのが可能であるかどうか 考えさせられます。


 


<結婚相談所>

 54歳で離婚した主婦が 相談所が紹介する相手(色々なタイプが リアルに表現されていて 面白い!)に 会っていき どうしても 妥協できない状態が 続く中 偶然 一人の男性と出会います。映画<ひまわり>の 戦争に行ったきり帰ってこない恋人を探すにいく話をする所で 無理とわかっていても 行動せずにはいえあれない思いが 伝わってきて すごく感動的でした。


<空を飛ぶ夢をもう一度>

 ホームレスになった中学時代の同級生と偶然再会する話。54歳でリストラされた 再就職の不安、お金の不安、病気への不安。そして このままいけば ホームレスになってしまうのではないかという不安が ひしひしと伝わってきました。どんなに暗い状況になろうが 小さな光を見つけて 懸命に生きようとしているところは 涙ものです!


<キャンピングカー>

 早期退職したものの再就職に苦労するサラリーマンの話。会社での肩書や会社というブランドは 会社を辞めてしまえば 何の役にも立たないこと。家族に良かれと 考えていたことも 家族にとっては 迷惑なこと。を 描いています。


<ペットロス> 

 福山雅治が 結婚して 夢と希望を 失ってしまった女性が 数多いことを 「マシャロス」というようですが この話は 夫より大切なペットを失った女性の話。夫とのすれ違いの中 愛犬の死を通して そして夫の意外な一面であった優しさを知る。そのことによって 少しずつ再生していく物語!


<トラベルヘルパー>

 トラックの運ちゃんのはかない恋物語。古本屋で出会った 同じ松本清張好きの元小学校教師という 美しい女性と知り合い デートを重ねるが 突然 音沙汰がなくなり 連絡が 取れなくなる。その女性には 大変な事情があった!主人公の下総源一の人間性が リアルに 描かれているところが 大変 気に入りました。


 この5編の主人公は 男女や経済的格差(悠々自適層)(中間層)(貧困層)などの違いがあれど これからの自分に 当てはまってしまうことが 少なからずありそうで 読んでいて 常に 比較してしまっている自分がいて 不安な状態の中で 必死に もがいている自分がいました。そして なぜ こんなにしんどい目をして 生きていかなければいけないものかと 自問していました。主人公に 完全になりきって読んでいたんだと思います。


 5人の主人公とも 最後には ほんの少しの明るい希望を持って 話が 閉じられていきます。それによって 読者は どれだけ救われるか!と思いました。私たちは ため息をつきながら 生きています。ささやかだけれど もう一度やり直したい人々の背中に寄り添う「再出発」の物語でした。



55歳からのハローライフ (幻冬舎文庫)
55歳からのハローライフ (幻冬舎文庫)
幻冬舎
2014-04-10








 

 

 

 

天王寺界隈 散歩する!<後篇>

 

 黒門市場を 後にして 少し おっさんたちは お疲れ気味になってきたので 最近 できたばっかりの 湯源郷 太平のゆ で ひと風呂浴びることにしました。

 


 やっぱり温泉は いいですね~!癒されます~!前日のフルマラソンの疲れがが残っていたせいもあって 身体の疲労物質 乳酸が 吹っ飛んでいきました!(笑)


そこでは 一切 何も飲まず からからに 渇いた喉のまま 新世界に 移動しました!もちろん おいしいビールを 飲むためです!

 

 

 

大阪の下町、通天閣に つながる大通りを 歩いていきます!

昔 この通りを 歩いていた時に 野口五郎舘ひろしを 見たことがあります。やっぱり目立っていました!なんでいたのか 知りませんが! 

 

 




 その先には こんな風景が 広がっています。




どぎつい 看板の店が 並びます。歩いているだけでも 笑ってしまいます!


一番有名な串カツやの だるま!


ここには 入らないで 別の店にに 入りました。(笑)


串カツ 食べ放題、飲み物も 飲み放題で なんと2980円!

クーポンを使い そこから さらに10%引き!!どんなんや!(笑)


ビールも串カツも 悔いがないように いただきました(笑)



まだまだツアーは 続きます!この後は 見物するだけという約束で 大正時代に築かれた日本最大級の遊廓と言われている飛田新地に入りました。

 

一応 名目上では 料理旅館街となっていますが おねえさん が座っていて おいで おいで してます。自由恋愛するという名目上ですが。ここの旅館組合の顧問弁護士を 前大阪市長の 橋下徹さんが 昔やっていたというのは 本当かどうか?(笑)




こんな感じです。映画の中の様な世界が 現実にも 存在しているところは 驚きの世界じゃないかと 思います。



このあと 釜が崎三角公園などがある 日本一DEEPな あいりんに行く予定でしたが 兵庫県の篠山から来ていたメンバーの電車が 厳しい時間になってきましたので 今日は お開きに なりました。



大阪というと 梅田、難波、心斎橋も おしゃれなところで それはそれで いいと思いますが この泥臭い 大阪のにおいがする天王寺界隈も 味があって おもしろいと思います。


最後は 大阪が生んだ人間国宝(?) 元 憂歌団の 木村充揮の『天王寺』で 締めたいと思います。いや~ ええ歌でんがなあ~!!ええ感じやね~!


木村充揮×近藤房之助 - 天王寺





 

 

 

  

天王寺界隈 散歩する!<前篇>


  同じ職場で いっしょに働いていた 音楽と酒が ’三度の飯より好き’という仲間 4人が集まり 普段 行かないところを 散策するツアーが この時期の恒例になっていて 楽しみにしています。


 たいがいは 京都界隈の 中古CDや、安くてうまいものを求めて 新名所、珍しい乗り物、レトロな街並み、温泉めぐり、寺めぐり、神社めぐりなど 興味あること なんでも、おもろいと思った所を廻ります。いわば おっさんの遠足です。 


 今年は メンバーの一人が 早期退職がきまり 送別会も兼ねて 楽しもうということで 近場の天王寺界隈に 決定しました。企画は 私がやりました。もっとDeepな大阪を 知りたいという方のは きっと参考になるでしょう!ほんまかいな!そんな あほな!!(笑)

 


 

 

 まず最初に行ったところは 今の時点で 高さ300mで 日本一の あべのハルカス。地上60階から 大阪を一望できます。すぐ隣にある天王寺動物園が丸見え!ライオンが あくびしているのが 見えました!(うそです!)走っている電車は Nゲージのようでした!

 

 59階の中庭は 落ち着いた雰囲気で 気持ちいい風が 吹いています。 

 こんな お店もあります。ちょっと意外です!!

 

 

 

そろそろお昼時です。少し北上して 谷町6丁目まで行き  昨年発売された大阪・京都のミシュランで 一つ星をとった老舗の蕎麦屋 文目堂 昼食を 取りました。

 

 

店の中は すごく落ち着いた雰囲気です。接待風のお客も ちらほら見受けられました。

 

仲間の一人が注文したざるそば です。これに 蕎麦湯が ついています。

 

 

私が 注文したたぬきそば。うどん派なので おそばは めったに食べることがありませんが とても おいしかったです!

 

 

 

 

 

 次に行ったのが 万城目学さんの小説『プリンセス・トヨトミ』 有名になった 空堀商店街に 足を踏み入れました。

 

アーケード内が 坂道になっているのも 珍しいです!

 

 

 

 小説では 大阪城と空堀商店街は 地下道でつながっていて 豊臣秀吉の末裔が ここまで 逃げてきた とありました。本当にありうるかもしれません!!

 

 

 そこから 西に向かって歩くと 生玉神社があります。いろいろな神様が 並んでいて そのうちの一つが 芸事に達者になる神様。

 

 

 古そうな木々が たくさん並んで いるのを見ると その下に 上町断層が通っているなんて とても信じられません。

 

 

さらに西の方に 歩いて行くと 大阪の天下の台所 黒門市場があります。

 

以前は なかった 海鮮物の試食するところが あちこちにあり その場で 食べることができます。中国系の人たちが 大勢いて にぎわってます。

 


 

無料休憩所が あるのは 少し笑いました。ここでも 外国人らしき人たちが大賑わい!

 

後篇に 続きます!


後半は 大阪のシンボル 通天閣の真下を通り、ビリケンさんで 有名な 新世界へと 進みます。この先には ちょっと やばい飛田新地へと 新入!乞うご期待!



 


 


 






 


 

マイルス・デイビスの超名盤<カインド・オブ・ブルー>を聴く!

 

 今回は 久々に聴いた帝王マイルス・デイビスの名盤、いや ジャズの名盤で ジャズを 聴き始める時には 絶対 避けては通れない『カインド・オヴ・ブルー』を 取り上げたいと思います。ジャズを聴く時 一番最初に 選ばれる盤として ジャズ史上最高のセールスを 更新し続けている別格の盤と 言われており 1959年の録音ですが 今 改めて聴いても 新鮮で古臭くなく とても67年前の作品とは 思えません!


 ジャズのガイドブックのすべてに 紹介されている この盤を 初めて聴いた時は こんなのどこがいいんだろう?どの本見ても 書いてあるが、何で名盤と 呼ばれているのか?何がいいのか?よくわかりませんでした。しかし 年月が 少しずつ 経過するにつれ 少しずつわかり始めてきて ここにきて 聴いているのが 面白くなってきた次第です。

 

 まずは メンバー。ここでは マイルスだけでなく 同じくらい有名なミュージシャンが 何人も参加しています。ジョン・コルトレーン(ts)、ビル・エヴァンス(p)。次に やや知名度は 落ちるが キャノンボール・アダレイ(as)、ウェイントン・ケリー(p)。次はポール・チェンバース(b)、ジミー・コブ(dr)というメンバーが 揃っているので まとめて 聴けてしまうという どこかお得感があります。

 

 しかし 収録曲の6曲を 聴いていても なんとなくすべてが よく似ているし 特徴が あるようには 聴こえなかったし 1曲ずつが 長すぎる。(9分が3曲と11分が1曲)でも物静かな曲を ゆったりとした 気分で聴いていると まるで フレーズが ひとつひとつ計算されているかのように 演奏者全員が 一丸とになって迫ってきているような気になり 錯覚してしまうようです。


 マイルスは 「アフリカ音楽のように シンプルさを目指したアルバムだったけれど うまく成功しなかった」 と 自伝で語っているらしいが ビル・エヴァンスは 「この音楽の 墨絵のような枯淡の味わいと静粛さ」とたたえている。モードとコード進行を うまく組み合わして 仕上げていったということだろうか。難しいことは よくわかりませんが(笑)


<So What>は のちに『Fore&More』で演奏された テンポが 早いヴァージョンと 比べれば 静かで落ち着き払っていて気持がよい。マイルスの代表曲。②FreddieFreeloater>は、ブルースっぽく この曲のみ ウェイントン・ケリーが ピアノを弾く。③<Blee In Green>は マイルスとエヴァンスの共作。いや~ しびれてきます。④<All Blues>ユニソンでのテーマが 印象的で 妙にかっこいいです。⑤<Flamenco Sketches>は エヴァンスの<Piace Piace>が 元になっています。トニー・ベネットやロック歌手のボズ・スキャッグスが 歌っている<Some Other Time>は これを元にしているのかな?


と まあ 完璧に わかったとは 言えませんが これが ジャズの雰囲気であり ジャズたる所以ということだけわかっただけでも いいんじゃないかと思います。真夜中に こっそり 物思いにふけりながら この盤を聴いたら 一旦は 絶望し 深い闇の中に 入りこんで 復活不能の様な気がしても もうここまで 落ちたのだから もう這い上がるしかない と思い込み 光が 見えてくるような そんな音楽であると 私は 思います。



Miles Davis - Kind of Blue - 1959 (Complete Album)



聴く気になれば 全曲 聴けます。どうぞ お楽しみあれ!









篠山ABCマラソンを走る!②~2016年

 3月6日(日)第36回篠山ABCマラソンに 今年も参加してきました。自身 篠山は 4大会連続の出場で アップダウンが 少ない走りやすいコースや 地元の温かい声援も 大変気に入っています。アクセスは 会場直通のマラソンバスが 大阪駅から 2時間弱で到着するので ストレスフリーで 行くことができるのが 一番ありがたいところです。

 
 毎年 3月の第一週目の日曜日に行われるこの時期は 天候が 荒れ模様になることが多く なかなか いい状態では 走らせてくれません!昨年は 大雨で極寒の中の出走で 映画の<地獄の黙示録>を観ているような状態(笑)でした。今年は 一体何が来るのか?などと 恐る恐る予想していました......


 今年は なんと 暑さと突風 がきました~~!(笑)


天気予報では 最高気温は20度、くもりで 夕方から雨模様でしたが レース中は 降らず ラッキーでした。しかし スタート前の10:40では 18度もあり 走るのには 暑過ぎな状態で おまけに 風が強く 最後まで 泣かされることになります。

 
 篠山マラソンには 毎年ゲストで 五輪メダリスト有森裕子さんが 来てくれてます。今年は スタート地点で 待っていると 真横にきて 声援と雄叫び(うぉ~)を もらいました。他にも ’ぼよよ~ん’ の みゆきちゃんと かつみさんも 恒例です!今年は 見ることができなかったのですが 今年も野々村真さんが 走っていたようです。

 いつもながら タイムを縮めれるよう いろいろを作戦を練りますが 今回は スペシャル・ドリンクが 5キロごとにおくことができるというので 2か所に 置くことにしました。25キロ、35キロ地点に ゼッケンNo,を書いて 受付にもっていきました。


 一体 スペシャル・ドリンクってなんやと思いますが 中身は 人それぞれらしく サプリとかゼリーとか BCAAや塩分など 自分が 必要とする成分に はちみつを入れ 味を 整えて 詰め込むというものだそうです。色々な人から 教えてもらったやり方で 作ってみました。

 さてスタートです。やはり 気温が高いので 脚が重く 思うように 前に出ません。作戦通り 1㌔4:30ペースで 30㌔まで行く予定が 14㌔で 脆くも 崩れていきます。

 コースは 少し道路が せまくなっているところや緩やかなアップダウンはありますが ほぼ平坦で 走りやすいコースです。一面 田園風景が 広がるところや 川沿いの道路を 走るのは とても気持ちがいいです。応援も 学生さんや地元の方が 温かい声援を もらえ ファイトが涌いてきます。
 ところが ペースアップどころか 徐々に 4:40、4:50と 落ちていき 30㌔代には とうとう5:10までに。それでも スペシャル・ドリンクとサプリで 盛り返せるのを待ちましたが 量を誤ったのか なかなか効いてくれません!


 結局 脚の痙攣や吊ることはなく 走り続けることはできましたが 自己新ならず 3時間24分17秒で ゴール!走る前は調子がよかっただけに 残念な結果に終わってしまいました。
 
 しかし 今回も つらくて厳しいレースの中 完走することができたのと 苦しい状態の中 25分を 切れたことの満足感で 燃え尽きた感はあり 気分は すっきりです。 

今回の 完走メダルは 今までとは違い 丹波焼で 作られたもので 重みがあります。(丹波焼は 日本6古窯のひとつに 数えられ 800年以上の 歴史を持つということです。最近 篠山は デカンショ祭りで 日本遺産に 新たに登録されたとのことです)


 ゴール後 しし汁のふるまいを受けていると 急に お腹の状態が グズグズ言いだし トイレに 駆け込むと ひどい下痢!多く取り過ぎたサプリと水分、スペシャルドリンクと しし汁が 化学反応を 起こしたようでした(苦笑)ものにも 限度がある様に サプリの量も考えなあきまへん!また一つ 賢くなりました!え~ そんなの当たり前ってかっ!!(笑)
今シーズンの最後のフルマラソンでしたが また 4月からトラックレースが また始まりますので 頑張ろうと思います!