ちょこっと感動日記

毎日のちょっとした熱~い感動を綴るマイブーム日記。音楽、本、マラソン、映画、サッカーのこと あれこれ!

4節 セレッソ大阪vs浦和レッズ

 前節の広島戦は 咳で寝込んでいましたので チケットを持ちながら 行けませんでした。その分 今日の浦和戦は 楽しみにして 長居スタジアムに 行ってきました。
セレッソ・アカデミーで育った生粋のFW杉本健勇が 浦和に移籍して 違うユニホームで 戦う姿を 観ようと 21000人が 悪天候の中 入りました。


 2-1で 敗戦。今日のゲーム、結果から言うと セレッソ・サポにとって 本当に悔しくて 悔しくたまらなく 身体全体が がくんとして うなだれて 放心状態で 頭痛と吐き気がしてくるほどでした。ハンマーで 後頭部を 殴られた感じです。


なんせ杉本健勇に 決勝点のPKを 決められたのですから。


健勇も 素直に 喜べない複雑な気持ちだったと思います。顔に 出ていました。浦和では FWというのに シュートすら打てず ここまで ノーゴールです。浦和も セレッソと同じく 攻撃陣が うまくかみ合わず 得点が 入らない状態に陥っています。その中で プレゼントしてしまった。ああ~!


 試合後 ロティーナ監督は 4-1で 勝つ試合だったと 話している通り 守備面では ここまで 上手く機能している方だと思います。今日のゲームのポゼッションは セレッソが 60%握っていて コントロールしている所はありました。ただ 縦へのスイッチを入れるパスは 少なく 引いて守る相手に バックパスを多用していて 無駄な動きが 多かったように思いました。それでも 都倉や柿谷は 惜しいシュートが 数本あり 始終 得点の匂いがしていました。そこで 決めきれない弱さがあり 勝利に 結びつかない点であります。


PKを 決めてからの 健勇に対するブーイングは 凄かったです。私も 自然としてました。試合後 苦い顔をして セレッソ・サポに 挨拶に行きました。蛍の時は 半分 蛍コールでしたが 今回は コールは 全くなく ブーイングの嵐でした。そら決勝点を 決められて 敗戦してしまったのですから 仕方ありません。


たかがサッカーの一試合ですが これだけのドラマが あるのは 選手もサポーターも 懸命で 真剣に やっているからだし それが感動を生んでいくだなあと 思います。


4節を終わって 14位。次回のホームは 4/13の コンサドーレ札幌戦です。
まだチケットは買っていませんが もちろん行くつもりです。
今度こそ 決めてくれ!都倉!柿谷!



【公式】ハイライト:セレッソ大阪vs浦和レッズ 明治安田生命J1リーグ 第4節 2019/3/17

UEFAチャンピオンリーグ ベスト8 出揃う!




 ビートルズの Eight Days A Week で 一週間が 8日あればなあ!という曲がありましたが 一日増えるくらいでは 足りないくらい 時間がいくらあっても 足りない毎日です。もっと時間があれば サッカーばかり 観ているだろうなあ!と。


 ヨーロッパ・クラブ・チャンピオンを決める UEFAチャンピオンリーグは とうとうベスト8まで 出そろいました。すべてを 見る時間の余裕はないので ダゾーンで 最低限 ダイジェストだけは 見るようにしています。どのチームも強豪ばかりで どのゲームも白熱していますが その中でも バルセロナとパリ・サンジェルマンは 何といっても お気に入りです。凄過ぎる攻撃陣は とにかく素晴らしいのです。
 

   


 その中で バルセロナ VS リヨンの セカンド・レグを 観ました。バルセロナは デンベレが 怪我のため ベンチスタートで その他は ほぼベストの布陣でした。バルサは ゴールシーンののワークショップを 観ているように 次々と ゴールを 決め込みます。スアレスのズルいPKで メッシが決め 1点目。そのスアレスのアシストで 調子が悪かったコーチーニョが最後転がし2点目。やはり神の子 メッシが DF4人に フェイントをかまして スーパーな3点目。同じようなカウンターで メッシから CBのピケが 流し込んで4点目。仕上げは メッシから 途中から入ってきた デンベレが 5点目。5-1で 圧勝でした。バルサのゲームを 観ていると いとも簡単に ゴラッソが決まり なんかショウを 観ているような気にさせてくれます。



【公式】ハイライト:バルセロナ対リヨン 5 - 1全てのゴールまとめチャンピオンズリーグ 2019-3-14 HD



シャルケvsマンチェスターCは なんと 7-0で シャルケが 負けました。アトレチコvsユヴェントスは なんとCR7が ハットを 決めて勝利。この人の決定力は 恐れ入ります。リヴァプールvsバイエルンは 絶好調のマネが 2ゴールで 3-1で リヴァプールの勝ち。


そして 準決勝の組み合わせが 決定しました。


アヤックス vs ユヴェントス
リヴァプール vs ポルト
トッテナム vs マンチェスター・シティ
バルセロナ vs マンチェスター・ユナイテッド


国別では イギリスが 4チーム。ドイツ、フランスは すべて敗戦。スペイン、ポルトガル、オランダ、イタリアが1チームずつです。


前回 優勝のレアル・マドリーや パリ・サンジェルマンの姿がないのは 寂しい限りですが どれも 厳しいマッチばかりで 面白いゲームになると 期待しています。
終盤に 差し掛かってきたチャンピオン・リーグ、ますます楽しみになってきました。

思い出のサザンオールスターズ


  今回は 私の中では 約35年ぶりに 解禁した 国民的ロックバンド、サザンオールスターズのことを 書いてみたいと思います。サザンが <勝手にシンドバット>でデビューしたのは 1978年で ちょうど私が 中学の時でした。


その当時は 歌も歌い方も どこか ふざけているようで 気合いが 感じられないバンドというイメージが 私にはありました。好きに決してなりませんでした。当時好きだった沢田研二だったので 仕方がないと思います。


そんなサザンを 再び聴くことになったのは それから 7年くらいたってから <10ナンバーズ・からっと>、<タイニイ・バブルス>、<ステレオ太陽族>、<NUDE MAN>、<綺麗>、<人気者で行こう>、<KAMAKURA>の8枚のレコード(KAMAKURAは2枚組)を一挙に 貸してくれる友達が現れました。


その中で特に気に入った曲を 当時の90分のカセットテープに 詰め込んで 何回も繰り返し聴きいり 海に行く時に持って行ったり バイト先で BGMに使ってもらったりして 一時期は 生活の中に 入りこんでいた音楽と言えば サザンでした。


そのテープは 今はもうありませんが 記憶をたどって 再現してみました。


Ⓐ面
涙のアベニュー
Just A Little Bit
いとしのエリー
ラチエン通りのシスター
松田の子守歌
YaYa~あの時代を忘れない~
わすれじのレイド・バッグ
夏をあきらめて
星空のビリー・ホリディ


Ⓑ面 

愛する女性とのすれ違い
旅姿六人衆
Never Fall In Love Again
素顔で踊らせて
Oh!クラウディア
シャララ
Dear John
夕日に別れを告げて



 私の好みかもしれませんが やっぱりサザンは メロディが 一回聴いただけで 覚えてしまう 分かりやすさがあると同時に 何回聴いても 飽きないような 良さがあると 今 改めて聴いてみても感じます。カリフォルニアのビーチを 思い浮かべて ビーチボーイズを聴くように 湘南の海に憧れて サザンを聴いていたようなノスタルジーを 感じさせてくれます。


サザンの音楽は ルーツを 持っていないかのようで 何に影響を受けていたのか どうも私には はっきりしませんでした。当時読んだ 桑田圭祐の本では 音楽をよく研究してして どこのどの曲を どうパクったということが 分からせない名人だと。


一度 コンサートにも行ったことがあります。今は無き 大阪球場でのライブで 一曲目に <いとしのエリー>で ビックリさせられましたが その他のことは 思い出せませんので 私の中では たいしたことなかったのでしょう。


そんな時 桑田佳祐の覆面バンド、嘉門雄三&VICTOR WHEELSのレコードが発売されました。当時の洋楽のヒット曲や名曲をカバーして 桑田流に 演奏するという企画で よく聴いていました。今聴いても 名曲揃いです。マーティン・バリンの<ハート悲しく>は 桑田を聴いて 好きになった曲です。



嘉門雄三 & VICTOR WHEELS LIVE!




この後は KUWATA BANDを結成し サザンとは 別の角度から ヒットを飛ばし ライブを 観に行った友達からは ビートルズのメドレーを 20曲くらいしてたよ!と聞き 桑田のルーツを 垣間見た気がしました。


私のサザンは 一旦 ここで終わりです。ビートルズやブラックミュージックやレゲエ、そしてブルーズの虜になっていき 音楽をルーツを 遡っていくようになっていったと思います。そんな音楽を聴いていると サザンは やっぱり完全に負けてしまいます。もっとすげえ!音楽が いっぱいあることが 分かってきたのですね


音楽自体あまり興味ない人でも 好きな音楽と尋ねられれば サザン!と答えられるのは 我慢できなかったし 国民的ロックバンドと言われるのにも 違和感を感じました。売れている音楽が 一番いい音楽と 勘違いしているセンスのない友達が 一番好きと言っていましたし。


音楽に関しては ひねくれもので 反抗心が 強かった私は こんな数多くの人たちがいいというもの 万人受けするものは 避けたかったのです。


それ以来 30年間 サザンには 一切近ずきませんでしたし 興味もわいてきませんでした。そんな封印された中 少し前 サンディさんのハワイアンのアルバムに <真夏の果実>という曲が入っていて とても気に入って 何回も聴いていました。あとで 桑田佳祐が作り 大ヒットしていたことを知りました。そういえば このメロディの独特の良さは 昔よく聴いていたサザンのメロディだ と思い 妙に懐かしく思ったのです。



真夏の果実 - Sandii サンディ


最近 レンタル屋さんで 好きな曲群が 入っている2枚組<ばらっど>のパート1,2,3と 冒頭の<10ナンバーズ・からっと>を 借りてきて 聴き入っています。ついに 解禁です。
昔 楽しかった思い出 嫌だったこと思い出 好きだった女の子のこと 色々なことが頭に 浮かんできます。もう50歳を 超えて 音楽に対しての なんのこだわりもなくなったし 友達の好みなんか もうどうでもよくなりました。人がどう思っていようが 関係なくなりました。悟ってしまったのか あきらめてしまったのか 自分でもよく分かりませんが それすら どうでもよく思えてきました。


サザンの<KAMAKURA>以降のアルバムを 改めて聴こうとは思いませんし 馴染めるとも思いません。<真夏の果実>や<ONEDAY>みたいな 何回の聴きたくなる曲が あるかもしれませんが 私のサザンは やはり 90分のカセットの曲だけなのです。其れだけで 十分です。これからも 繰り返し この曲群を 聴こうと思います。


サザンの何十年来のファンに 怒られるかもしれませんが 私の中のサザンという事で どうか お許しくださいね!


音楽って 本当にいいものですね!それでは。

レイモンド・チャンドラー<ロング・グッドバイ>を読んで


 ちょっと頑張ってレイモンド・チャンドラーの長編小説<ロング・グッドバイ>を読んでみました。憧れの古典文学です。もちろん 村上春樹訳です。約600ページ探偵もののハードボイルドですが 独特の言い回しが面白く 私立探偵フィリップ・マーロウの人間的な魅力が 描かれているこの作品は 発表されて 55年にもなるのにもかかわらず 生き生きした登場人物が すごく新鮮で 読み応えある一冊でした。



登場人物は 基本的に軸になるのは 5人ですが その他は数が多く 事件も 複雑に絡みあってます。主人公のマーロウは 私立探偵ですが 全ての事件を解決しようとは 思っていませんし お金のために 動くという事はしません。ただ 自分が好きか嫌いか という判断だけで 動くような人物です。私は それほど探偵ものの物語は 読んだことがないのですが 少なくもホームズやポアロのイメージでは ないと思います。松田優作の探偵物語は フィリップ・マーロウを 少しイメージしたのかなあ!とか思ったりしますが 実際のところは よくわかりません。とにかく かっこよくて ちょっとやくざな人物像に 惹かれました。


この本を読むきっかけが 以前に読んでいたこの本でした。↓




<フィリップ・マーロウの教える生き方>には レイモンド・チャンドラーの小説の中の フィリップ・マーロウの名言が まとめ上げられている一冊となっています。


その名言の中で <ロング・グッバイ>に出てくる 短いものだけを 挙げてみると こんな感じです。


「私は 酒を飲みません。酒を飲む人の姿を見るたびに 酒を飲まなくてよかったと 痛感させられる」


「死んだ人間に罪を負わせるほど 楽なことはない。死人は何ひとつ反論しないからだ。」


「100人のうち二人には 結婚は素晴らしいものだろう」


「離婚もきついのは最初の一回だけだ。二回目からは 単なる財政的な問題に過ぎなくなるし 君にとっちゃ そんなもの痛くも痒くもない」


「法律は正義じゃない。それはきわめて不完全なシステムなんだ。」


「でかい金はすなわちでかい権力であり でかい権力は必ず濫用される。それが システムというものだ」


「さよならを言うのは、少しだけ死ぬことだ」


こんな感じの名言が この小説<ロング・グッドバイ>には 数多くちりばめられています。


 レイモンド・チャンドラーは 大好きな村上春樹さんが 翻訳しているのだから 悪いはずはない。と一番最初に 思ったのが きっかけで 月並みですが 興味を もちました。読んでいるうちに 村上春樹さんは かなり影響を 受けていると思うし 本当に好きなんだなあ!と思ってきました。訳者あとがきも 約50ページあり 解説やエピソードを 紹介されているのは 村上さんならではです。



私の職場にも 面白い言い回しをして 表現する人がいます。例えば


溺れてかけている犬の頭を 棒でつつく。 とか
おんぶにだっこ、肩車までしてもらいよる! とか。


言っていることは なんとなくわかると思います。一瞬 にやっとさせられるところは マーロウと似ていると 思いますが どうでしょうか?違いますね!(笑)


物語の内容には 触れませんでしたが 面白くないわけはありません。読んでからのお楽しみという事で。


それでは。


ギムレットには まだ早過ぎる!

ECD<何もしないで生きていられねぇ>を読んで


 NHKのTV番組「こころの時代」は 好きな番組で たまに見るんですが 少し前に見た日本人ラッパーのECDさんの放送には とても感銘深いものがありました。ラップとヒップホップは ジャンルレスの音楽好きの私にとっても少し苦手意識があり 今までにも縁がなく 聴いてこなかったのですが 今回 ECDのことを 初めて知ることができて ほんの少しだけでも ラップが どういうもので 何を伝えようとしているのか?ECDさんは どんなミュージシャンだったのか?そして どんな生き方をしてきたのかが 分かったような気がしました。


ECDこと石田義則は 日本のラップの下地を作った人で レジェンドと呼ばれているの人。1996年7月7日開催されたヒップホップイベント「さんピンCAMP」で 25組のアーティストを集め 絶大な信用を 得ていきます。<ロンリー・ガール>、<MASS対CORE>は 有名。


90年代 認知され メジャーな音楽となっていくラップと決別したのを よそに 自ら 「個」を 表現する音作りを 宣言したのでありました。


番組では 「個」を 追求していくミュージシャンとしての生き方を 描いていきます。


ECDが 中学の時 デヴィド・ボウイを 偶然TVで見て 衝撃を受けて以来 個を探し
続けました。23歳の時 貧しい黒人が 楽器を使わず レコードと声で 表現するラップと出会い 表現する手段としてのラップに のめりこんでいきます。


図書館から 借りてきた この本<何もしないで生きていられねぇ>には アルコール中毒からの生還、自主レーベルでの音楽活動、サウンドデモ、自伝小説の執筆、結婚と子育て......のことを いつわらず、熱く、鋭い言葉が詰まったエッセイ集で 中でも 50冊の本や レコードを取り上げている所は ミュージシャンとして 人間として 深く突っ込んでいる所が 鋭いと思いました。 


そして 実際 レンタル屋さんで 「FUN CLUB」「失点 In The Park」「天国よりマシなパンの耳」というCD3枚の作品を 借りてきました。ラップ初体験です。全く意味が分からないものや 聴いているのが ちょっと辛い曲も 中にはありましたが 全体的には サンプリングされた音は とてもシンプルで とても分かりやすい言葉を使って 真剣に歌われていて 好き嫌いはともかく こんなスタイルで表現するということ自体 私にとっては 驚きでした。


ECDさんが48歳の時 24歳のカメラマン 植本一子さんと結婚して 2人の娘さんの父親になりました。植本さんの著書<働けECD わたしの育児混沌記>とか すごく現実的そうで いったいECDが どうやって 毎日を送っていたのか 興味あるところで また読んでみたいと思います。


ECDこと石田義則氏は 2018年1月24日に入院先の病院で逝去しました。享年57歳。
心よりご冥福をお祈りいたします。