ちょこっと感動日記

毎日のちょっとした熱~い感動を綴るマイブーム日記。音楽、本、マラソン、映画、サッカーのこと あれこれ!

長谷部誠<心を整える。>を読んで


 サッカー日本代表のキャプテンを 任されている男 ドイツの一部リーグ アインクライン・フランクフルトでプレーしている 長谷部のベストセラー<心を整える>を W杯直前のこの時期 再度借りてきて 読み返しました。7年前に 発売されて以来 136万部突破し 最近 文庫にも なるほど 支持されているようです。 


 監督が 変わっても なぜ 信頼されて 使ってもらえるのか? ブンデスの厳しいリーグの中で どうやって生き残ってきているのか?日本代表チーム・キャプテンを 長年 任されている信頼感は どこからきているのか?そして 強いメンタルは どこからきているのか?
などが書かれている 素晴らしい一冊だと思います。


長谷部自身は この中で語っている通り ドリブルが 特別上手いわけでもない FKが得意なわけではない、中学や高校の年代でも 日本代表に選ばれなかった自分が どうしてトップチームに選ばれ続けているのか?という問いに 自分自身で 向き合い 一番大切にしているのは 心だといいます。メンタルのことを 大事にせよ!と。


その心を 常に意識して 生活すれば 安定した心の状態でいられるし 自分を 見失わないですみます。その心を 自分で 整えるようにしている やり方が 56項目にわたって 書かれています。


読んでいて きめ細かなで繊細な神経で はっきりした性格の持ち主、自分と人とを いたわれる人、人と人の間が 分かっている人、フラットな目線を 持っている、ひとりの時間を 大切にする、本が好き、ミスチルが好き。私と 少し似ている所も少なくなく 親密に感じられ 好感度が高いと思いました。。(私は まじめで クレバーではありませんが。笑)そして 少し説教くさいところも!(私は 弟に たまにいわれます!笑)


 準備はしないで 出たところで 直感勝負!的で 天才肌 ガンバ大阪の遠藤保仁とは 全く反対のタイプで 出来るだけ準備をして いいコンディションを 整えて 試合に臨む長谷部との比較が 凡人っぽくて 面白かったです。なので 現実的に 自分でも 出来そうな感じがして 前向きにならせてくれると思います。


ヴォルフスブルクからアインクライン・フランクフルトというドイツでのトップチームでの活躍は こうした日本人らしい繊細さと 常に 直向きな態度が 買われて 起用されるのでしょうね。


 いろんなエピソードが 出てきますが すごく面白いなあと思ったのは 中東カタールでのアジアカップの時のこと。GK川嶋 相手と交錯してPKを取られました。しかし その前に オフサイドの判定で 副審が 旗をあげていました。本当だったら オフサイドが先だったで ゴールキックになっていたところ 主審は 後の川嶋の反則を 取ってしまった誤審なのです。抗議の結果 覆りません。そこで キャプテン 長谷部は イラン人のホーキー主審に 話します。


「あなたのために 言っている。この試合は 世界中に放送されている。しっかりとレフリングしてください」


話を 聞こうとしている主審の態度が 伝わってきた。そこで くだけた笑顔を作りながら こう付け加えた。


「この後は、日本よりのジャッジで 頼むよ!」


その後 主審は どう感じたか 分からないが 6分後 岡崎が ボックス内で 倒されて きわどい判定だったが PKを 与えてくれたということです。帳尻を 合わせてくれたかもしれないと 語っています。


見ている者が そんなことを よく考えたり 想像したりするのですが 現場でも そういうことが 実際あるのかと ビックリです。時には そんな冷静な対応が 勝負の世界では 必要なんだなあと。


その後 準決勝の韓国戦に 偶然 副審が トーキーさんで「元気かい?」と 話しかけられた。そして 主審が 一瞬迷った判定で 副審にゆだねられ PKを 与えてくれたということです。


 世界中の強豪が ガチで争うワールドカップ。日本代表でキャプテンを 任されている責任の重さは 監督と同じくらい重圧がかかると思いますが それらをはねのけ
3バックの真ん中で コロンビアのハメス・ロドリゲスやファルカオ、ポーランドのレヴァンドフスキーなど 世界屈指のストライカーに 仕事をさせない動きで 日本を 勝利に 結び付けてほしいと思います。

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