ちょこっと感動日記

毎日のちょっとした熱~い感動を綴るマイブーム日記。音楽、本、マラソン、映画、サッカーのこと あれこれ!

追悼!リアル・フォークシンガー 加川良!


 


  フォークシンガーの加川良さんが 5日 急性白血病のため 亡くなられたことが 報道されました。69歳。またしても 私の好きなシンガーの一人が 旅立ってしまいました。1971年に 発売された『教訓』は 私にとって 高田渡の『ごあいさつ』と 同じく忘れなれないアルバムの一枚です。


 毎年 GWに 大阪の服部緑地野外音楽堂で 連日行われるライブイベント『春一番』で 何回か 見さしてもらいました。いつもは 大体 一人でギターを抱えて登場してきて 独特の説得力がある丁寧な語り口で 聴かせてくれる ワン・アンド・オンリーの存在で 桂あやめさんの落語のネタにされるほどの 強烈な個性の持ち主でした。 こてこての大阪人には 親しみがあり すごく染み入ってくる歌を 聴かせてくれます。


 


 たぶん この曲は 良さんの中で一番有名だと思いますが 今でも 曲名通り 私の教訓になって生き続けております。


<教訓Ⅰ>


 命はひとつ 人生は1回
 だから 命をすてないようにネ
 あわてると つい フラフラと
 御国のためなのと 言われるとネ
 青くなって しりごみなさい
 にげなさい かくれなさい


 御国は俺達 死んだとて
 ずっと後まで 残りますヨネ
 失礼しましたで 終るだけ
 命の スペアは ありませんヨ
 青くなって しりごみなさい
 にげなさい かくれなさい


 命をすてて 男になれと
 言われた時には ふるえましょうヨネ
 そうよ 私しゃ 私しゃ 女で結構
 女のくさったので かまいませんよ
 青くなって しりごみなさい
 にげなさい かくれなさい


 死んで神様と 言われるよりも
 生きてバカだと いわれましょうヨネ
 きれいごと ならべられた時も
 この命を すてないようにネ
 青くなって しりごみなさい
 にげなさい かくれなさい


 青くなって しりごみなさい
 にげなさい かくれなさい


 青くなって しりごみなさい
 にげなさい かくれなさい



加川良「教訓Ⅰ」



 20年近く昔 私の仕事場に 音楽好きの上司がいて 加川良のアルバムを 貸してもたっら思い出があります。その人は ボブ・ディランと加川良しか聴かないというユニークな人で 音楽のことを 語り出したら ほとんど止まらないという 素敵な上司です。


 その上司は ほとんど加川良と友達みたいな大ファンで 大阪にライブに来るときに 連れて行ってもらったことがあります。このときは 楽屋まで 花束を持っていき 握手してもらいました。あの温かい声で 話しかけられたことは いい思い出になっています。



  他にも いい曲が いっぱいありますが 花の気持ちになって 歌われる この曲<コスモス>が 昔から 大好きでした。有山じゅんじさんと下田逸郎さんが 共演しています。




コスモス 加川良




<コスモス>

あたいコスモス この身 うらんだことはない 
あたいコスモス わきまえているつもり


冬に咲く花あれば 夏の日射しにもえる花
垣根に中で咲く花や 野辺にゆれる花もある


小川の夢のささやきを 聞いて眠る花がある
海鳴りを見下ろして ふるえ祈る花もある


わたしコスモス 器量よしじゃないけれど
わたしコスモス つたない香りと知りつつも


旅のお方の気まぐれに おさな児のいたずらに
つんでもらえる日もあれと
それをはげみに咲いてます


もしも生まれ変わられたら 春に咲く花たちを
この目でながめたい これもまた運命でしょう


あたいコスモス この身 うらんだことはない 
あたいコスモス わきまえてきたつもり




もう あの歌声が 生で聴くことができないなんて 信じられない思いです。
リアル・フォークシンガー 加川良さん!
おやすみなさい!ご冥福を お祈りします!!










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