ちょこっと感動日記

毎日のちょっとした熱~い感動を綴るマイブーム日記。音楽、本、マラソン、映画、サッカーのこと あれこれ!

15か月ぶりの再会です Part2-人間の証明


 前回の ”復活”に ついて 第2弾 人間編 を 書きたいと思います。


 そんな大げさなものでは ありませんが 独身生活になった この15カ月間の空白の時間 家族と暮らしていた間には なかなか会うことができなかった友達や 昔 よくお世話になった先輩 恩師、バーのマスターと連絡を取り 会いに行くことが多かったです。


 私が 本当に好きと思った 憧れに近い人間だけですが 会いたいと言えば 快く会ってくれました。共通の好きな音楽の話 今 何をしている?何を 目指してる?仕事はうまくいっているのか?はたまた こんな病気を 患ってしまったとか 本当に たわいもない話ばかりですが 自分が会いたいと思って 会うことができた友達は 本当に 自分にとって宝物だと 実感できた至福の時でした。


 反対に 高校時代からの大事な親友のひとりを ひょんなことから 失くしてしまったり、 バンドを 組んでいた頃のリーダーで コンサートを よく一緒に出掛けた お世話になり ある意味 自分を 救ってくれた 先輩が 病気で 亡くなっていたという事を聞かされ ショックを 受けることもありました。 


 そして 27年間の結婚生活が 終わることになり 相当 後に引きずるだろうなあと 覚悟していましたが 案外 不思議と 自分でも あっけらかんと してました。
解放されたというか 自由を 手に入れたというか。という気分に 近かったと思います。


 私の性格上 悲しい時は とことん気分が落ち込み めそめそと 昔を 思い出して 涙するという女々しいタイプにもかかわらずです。年齢が 50歳を 超えると 強くなるんでしょうか?それとも 考えることが 鈍感になり 感じなくなるのでしょうか?


 私は いわゆる 熟年離婚というものを 経験してしまったのは 相手方から言うと ただ単に 夫がきらい!という よくありがちな理由からでした。お互い不貞もなく 賭け事もしませんし 掃除や洗濯 アイロンがけなどの家事もこなすし 愛する二人も娘たちとも いい関係が保たれていた にもかかわらずです。


 彼女の性格というと 少し気が強く プライドが高いところがあり 自分は 絶対悪くないと 常に考えているような人でした。そして 数年前から だんだんと 周囲の人と比較するようになり 自分たちの家族が より劣っていると言い出すようになり 私に対して 不平を言うことが多くなりました。例えば 私の給料の事、車を持っていないこと 私の仕事の事、住んでいる場所や建物、趣味の事、私の声、字 癖まで。旦那としては そんなこと 誰でも 奥さんに よく言われていることだし 仕方がないんちゃう?と 言われそうですが 彼女の場合は 私に関するすべてのことが 嫌になった 我慢できなくなったとしか 言いようがありません。いわば ’坊主憎けりゃ袈裟まで憎い’ 状態です。


 そこまで なんで嫌われなあかんねんな?と 落ち込んだ時期もありました。でも そんなこと考えていても どうしようもないことやという事が分かってきて 今に至ります。


 そんな中 5歳年下の本好きの女性と知り合い 私の理不尽な想いを 聞いてもらったり 色々な事にチャレンジしたりしています。これから先 パートナーとして いい関係が続くといいですが どうでしょうかねえ~!これだけは 何とも言えません。


 そして 2か月前に 80歳と84歳になる両親が 古家を処分し 新居に 移ってきたのを機に 長男の私が 介護をするという名目で ひとり暮らしに 別れを告げ 3人で 同居するするとなりました。1時間以上かかっていた通勤時間が バイクで20分で 行けるようにもなりましたし 家の前には 市民プールもあります。9月からは 図書館が ニューリアル・オープンするらしく 自分にとっての朗報も たくさんあるので これかも 腐らず 年甲斐にもなく がんばってみよう!と 活きこんでいる所です。私の現時点での 生きている証明にもなりますし 人間の証明にもなると思っています。 


冒頭の小説 『人間の証明』は 映画では 松田優作の演技が すごく好きでした。黒人との間に産んだ息子が成長して 会いに戻ってきたところ 裕福な実力者となっている母親は 過去を暴かれないように 息子を 殺めてしまうという 悲しい結末のストーリーです。プライドが高い人って どこまでも 恐ろしいなあ!と 中学生当時 考えていました。そして 実感させられた今 再度 考えています。(笑)

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