ちょこっと感動日記

毎日のちょっとした熱~い感動を綴るマイブーム日記。音楽、本、マラソン、映画、サッカーのこと あれこれ!

Dear KAZU!(僕を育てた55通の手紙)を読んで!






 

 サッカー・ヒーロー列伝の4人目は 私が サッカーを観るのが 好きになったきっかけを 作ってくれた人である カズ(三浦知良)の登場です!この人を やはり外せません。


 私は 小学校の頃から 阪神タイガース・ファンで プロ野球を観るのが 大好きでしたが 1993年に プロサッカー、Jリーグが 開幕してからは 野球より サッカーを よく観るようになりました。チームとしては 地元のガンバ大阪と ジーコ、アルシンドなどのスター選手がいた 鹿島アントラーズが 特に好きでした。


  最初の頃は アンチ巨人でしたので サッカー界での ジャイアンツであった 読売系の ヴェルディは 大嫌いでした。(というより ナベツネと 絶対的に 強いものが 大嫌いでした!大阪人に ありがちな 長いものには 反発したくなる精神みたいなものです!)が 当時ヴェルディ所属のカズだけは 敵も味方も 関係なしで サッカーを 楽しませてくれる 何かやってくれる期待感を 常に持っていてくれる大きな存在でした!代表での活躍が大きかったかもしれません。


 


 この本は、そのカズがこれまでのサッカー人生の中で出会ってきた人のなかでも、とりわけその出会いに感謝している55人が、カズに対して手紙を書き、その手紙にまたカズが返信するという形の往復書簡的インタビュー集です。

 手紙を送った55人の人たちには 監督、恩師、チームメイト、対戦相手、仲間、友達、先輩、後輩、バーの店主、カラオケ友達、用具係、ドクターから家族まで ぞくぞく登場します。


ペレ、オフト、トルシエ、ジーコ、ドゥンガ、バッジオ、バレージ、ピクシー、ホン・ミョンボ、パク・チソン、香川真司、中村俊輔・・・と こんな人たちが リスペクトしているとは 驚きでした。


そのすべてが 口をそろえて言うことは 人より早く来て 最後に帰り 練習でも 手を抜かず 常に真剣。そして 現在でも 現役でプレーしているのが サッカー選手の常識を 覆すことで 信じられない(サッカー選手の寿命は短いのにもかかわらず 40歳を 越えても いまだに現役であるという事実)ことを言っています。

 

そして 浮き沈みの激しいサッカー人生の中で カズがいたから カズの姿を観ていて 救われた 気持が楽になったという人が どれだけ多いか わかります。





ちょっと いい感じです! ↓↓ ↓↓



キングカズ 「ぶれない心を持つ男 三浦知良」





 カズは 16歳の時に 単身で ブラジルに渡り プロとして デェビューして 強豪たちばかりの ブラジル人の中でも 尊敬される存在となります。神様ペレ、ネイマールを輩出した名門サントスFC、Jリーグ開幕時には ヴェルディ、イタリアのジェノア、クロアチアのザグレブ、オーストラリアのシドニーFC 日本では 京都サンガ、ヴィッセル神戸に移籍し 現在は J2の横浜FCに在籍しています。

 

その中で 縁があって出会った人たちは カズに対して すごく温かく見守ってくれているんだなあ ということが 手紙から ストレートに 伝わってきます。カズも それぞれに よく気遣っているなあと感心し お互い 何のわだかまりもなく 信頼しきっているように 感じました。決して 演出ではないと 明らかに 感じ取れました。

 

55通を読んでいて 涙が出てくるほどのものも 沢山ありました。その中で ジーコは 日本代表の監督の時 カズを 呼ぼうとしていたことや カズが PKで 蹴ろうとしていた ボールに 唾を吐きかけ 一発退場になった時のことなど 熱い思いを 語っています。そしてイタリアのジェノバでは チームメイトのニコラ・カリコラが 監督が アジア人だという偏見を 持っていたので 出場できる機会が 少なかったとも。でもイタリアに 日本のサッカーが ここまでできると 知らしめた!と語った。その後 日本に遊びに来た時は 神戸の震災の時で いっしょに 神戸の小学校に 行った思い出が 書かれてありました。(涙”)


今 キング・カズは48歳!現役です!横浜FCが セレッソ大阪と対戦する時は ぜひとも 長居競技場に 行きたいと思っています。その時は しっかり出てきてくださいね!


 最後まで 決してあきらめることなく 夢を 追い続ける姿勢は  年齢が 2歳だけ上の私にとって 憧れで カッコいいヒーローです!




 




『メッシ評伝 情熱を秘めて』を読んで!


 

 サッカーずいてます!調子に乗って 今度は サッカー選手伝の3冊目、先日 スペイン・リーグで 優勝を決めた<FCバルセロナ>で 活躍した天才 リオネル・メッシの 人物像に迫った『メッシ評伝 情熱を秘めて』という本を 読んでみました。


 FCバルセロナ所属であり、アルゼンチン代表である、リオネル・メッシは インタビューが 好きでないらしく この本の著者も インタビュー出来たのは 15分のみで あとは 家族の証言や 生まれとだった場所での 色々な人たちの証言 チームメイトやバルセロナの関係者などの 証言を まとめて メッシ像に 迫っていきます。自伝ではありません。

 

 





 12歳で 故郷アルゼンチンから スペインのバルセロナに渡って 将来のプロのサッカー選手養成学校へ通い 16歳で バルサの下部組織からデビューします。そこから先は スター街道まっしぐらと 言いたいところですが 実は そうではありませんでした。


 現在は 身長が 169センチでありますが 幼い時より 成長が 極端に遅く 成長ホルモン剤が必要でした 。 父親の月給の半分以上の高額な費用がかかり FCバルセロナから 声をかけられた時には その費用も持つというので 故郷アルゼンチンから スペインに移り住む決意ができたということです。12歳の時でした。


 メッシが どれくらい凄かったのか?当時 試合の日に トイレの鍵が故障して スタジアムに 着いたのが 前半を終え 0-2で 負けていたところ 後半からプレーし ハットトリックで 3-2で 勝ったというエピソードが残っています。やっぱり ヒーローです。凄いんですね!この人は!



 そんなメッシの人間はというといつも どこに居ても 目立たない性格で 今でも 全く変わっていないということで 知っている人が 口をそろえます。サッカーをしている時と それ以外とを比べると 別人と 言われているほどです。何に対しても こだわらない性格だけれど サッカーに対しては 目の色が 変わるといい、フィールドの外で耳にする、その他の話題は、メッシにとってどうでもいいことばかりだということです。

 



 13歳でFCバルセロナに入団し、16歳になる頃 下部組織で 頭角を現わしはじめます。17歳でトップチームデビューして以降、8度のリーガ・エスパニョーラ優勝、4度のUEFAチャンピオンズリーグ優勝に貢献。自身も5回のFIFAバロンドールを受賞し、4回のチャンピオンズリーグ得点王と3回のリーガ得点王を獲得しました。


 アルゼンチン代表では2005年から代表に選出され、2010年南アフリカ大会からはキャプテンを務めています。当時の監督は マラドーナ。「うちには メッシがいるから 優勝間違いなし!」と 言っていてのが 印象的でした。しかし メッシは 1点も得点できずに アルゼンチン代表は敗退してしまいました。 

 



 しかし 2014 FIFAワールドカップ、ブラジル大会ではアルゼンチンの準優勝に貢献し、大会MVPにあたるゴールデンボールを受賞した。また2008年には北京オリンピックに出場し、金メダルを獲得しています。


 ワールドカップの最終予選が もうすぐしたら始まり 本戦に勝ち進むチームが 決定しますが 日本代表のチームは アルゼンチンと同じ組だけ避けたいなあと思います。もし当たれば 5点ぐらい取られる覚悟をしなければいけないからです(笑)でも メッシのスーパープレイを 見れるのであれば それで なにより満足!やっぱり 本当に マラドーナの後継者になる人は メッシしかいないでしょうね!


 






 


映画<ボーダーライン>を観て!

 

 

  うちの浪人生の18歳の長女は 勉強の合間に 映画を 観ることが 楽しみで たまに 出かけるのですが この映画だけは 誘って一緒に行ってくれる友達が 誰もいないし 私の大好きな世界なので 一緒に観に行こうと誘われ 娘の趣味も 気になることだし 娘に誘われることなんて めったにないことだし と思い 観にいくこととしました。


 本編が始まって 5分ぐらいにかたっていないのに 激しい銃撃戦が始まり これでもかと思うほど 散弾銃を 撃ちまくり 腐乱した人質の死体が 出てきて 正直 びっくりして 度肝を抜かれました。おいおい! これが 18歳の女の子の趣味かいな!と(笑)そうです。銃撃シーンが 大好きなのです!(笑)


 その映画は ドゥニ・ビルヌーブという監督が、エミリー・ブラントを主演に迎え、アメリカとメキシコの国境地帯で繰り広げられる麻薬戦争の現実を、リアルに描いたクライムアクション<ボーダーライン>という映画でした。 

 

  私は アクションとかサスペンスとかは 最近では 全く観ることがなくなりました。観たのを 恥ずかしながら 思い出すのは 古くは ブルース・リー、ジャッキー・チェンなどの 香港のアクション映画や マッド・マックス、007シリーズを少々と 体験に乏しいものです。 嫌いというわけでなく 単に 見なかっただけで 特別に 避けていたわけではありません。

 

なので ほとんど見知らぬ分野で しかも 15歳以上の指定の映画で 戦闘シーンや 暗殺シーンなどで かなりえぐいシーンや映像が あるというので 少し覚悟をして 観はじめました!

 

 


舞台は アメリカとメキシコの国境付近。優秀なFBI捜査官のケイト(エミリー・ブラント)は、メキシコ麻薬カルテルの全滅を目的とした極秘部隊に入り、特別捜査官(ジョシュ・ブローリン)のもとで極秘任務に就きます。ケイトは早速、謎めいたコロンビア人(ベニチオ・デル・トロ)と共に国境付近の捜査を開始します。そこでは 人の命など もろともしないで 人が次々と亡くなる現実を 突き付けられます。殺さなければ 殺されてしまう やる時は 徹底的にやる ことの現実を たたきつけられます。

 



メキシコ麻薬カルテルのボスを おびき出して 仕掛けるところなど 臨場感たっぷりの演出と、名優たちの緊迫した演技が 手に汗握りました。<ボーダーライン>、原題のSicarioとはスペイン語で『殺し屋』の意。まさに 殺し屋の物語でした。


よくニュースなどでやっている 国境の低い壁やリオグランデ川から アメリカへの密入国者が国際問題になっている現実も 描かれていました。今アメリカの予備選挙で 共和党のトランプ氏が メキシコとの間に 巨大な壁を 作って 密入国を阻止する という暴言も まんざらではない現実が わかります。でも 映画では トンネルを掘って 越境するシーンがあったので 壁だけでは 駄目かもしれませんが。(笑)


この映画のことを 調べていると 2001年9月11日 アメリカ同時多発テロ事件の首謀者ビン・ラーディン襲撃を 描いた「ゼロ・ダーク・サーティ」という映画があることが分かり興味を 持ちました。ぜひ 観てみようと 思いました。


これからは この<ボーダーライン>のように 銃殺されないように 娘の動向を 気にしながら いっしょに 暮らしていこうと思います。(笑)








 


 

内田篤人『僕は自分が見たことしか信じない』を読む!

 



 前回のネイマールに続いて サッカー・プレーヤーの自伝を 読みました!今回は Jリーグの鹿島アントラーズから ドイツの常勝チーム シャルケ04に移籍して ヨーロッパ・カップ4位まで 勝利に導いた 内田篤人の本です。

 

 世界が世界だけに 普通じゃない世界で生きている中で いいことも そうでないことも 正直に 書いているなあ と感心させられながら 読みました。6年目の 今シーズン けがの状態がよろしくなく 復帰が 難しいと言われているので 応援する意味も込めて 内田篤人、ウッチーのことを書きたいと思います。 


 ウッチーは アントラーズよりも 日本代表でプレーしている時が 私には はやり印象があります。日本代表の右サイドバックは ウッチーしかいないでしょう!。DFなので 岡崎や本田のような攻撃の選手ではありませんので 派手に 目立つことは 少ないかもしれませんが 攻撃の時は ウッチーが サイドから上がってきて クロスを あげれば 得点が 生まれそうな そんな期待とワクワク感を 常に感じさせてくれます。

 

 話は 高校時代、アントラーズでのリーグ3連覇、シャルケへの移籍、代表での試合、ドイツでの暮らし、サッカー哲学、仲間、チームメイト、監督のことと 豊富な内容です。そして サッカー選手として 自分に何ができるのか を追い求めていく 前を向いている姿勢にも 共感が持てました。


 そのうちのひとつに 東北の被災地にむけたメッセージは 当時 印象深い記憶があります。ウッチーのユニフォームに書かれた メッセージを 初めて見た時には 涙が 出てきたのを 思い出します。のちに ACジャパンのCMになったりしましたが とても感動的でした。自分ができることを やっていこう!自分しかできないこともある!教えられた気持がしました!

 

その時の模様です!↑↑↓↓

 


内田篤人 被災地へ向けてのメッセージ


 この本で書かれていることには 本当に 周囲の人たちに 助けてもらって ここまで来ている 感動的な話が 沢山出てきます。その一人が アントラースのチームメイトだった 小笠原満男先輩のこと。背中で物を言う 優しい人と語っています。



ウッチーの世界のスーパースターの 攻撃の芽を摘む という仕事は ほんの一瞬の出来事が 得点に結びついてしまう時だってあります。責任重大のポジションであることは 間違いありません!

 

こんな画像集が ありました。前回のネイマールとのボールの奪い合いです。世界のネイマールにも 負けていません!↓↓

(白の⑥がウッチー、黄の⑩が ネイマールです)

内田篤人 vs ネイマール 1対1集 Uchida vs Neymar


 


読んでいると あまりにも 自然体で いいかっこせずに 本当のありのままのことを 語っている感じがしてきて 最後まで 読んでよかったと思いました。早く 代表復帰して ロシアへの険しい道を ともに戦ってくれることを 願っております。

 

 

 内田 篤人

1988年3月27日うまれ。静岡県函南町出身。サッカー日本代表・不動の右サイドバック。清水東高校から2006年・鹿島アントラーズに入団。一年目からレギュラーに定着し、リーグ3連覇を達成するなど、数々のタイトルを獲得。2010年にドイツの名門「シャルケ04」へ移籍し、チャンピオンズリーグベスト4、ドイツカップ優勝を達成した。

『ネイマール』を読む!



 

 以前から 興味があったサッカー選手の自伝的な本を 2冊一気に読んでみました。一人は ブラジル出身で バルセロナ所属のネイマール。もう一人は 鹿島アントラーズから ドイツのシャルケ04に移籍して 大活躍している内田篤人です。二人とも サッカー選手として 1人の人間として どういうことを 常に考えているのか?プレーについて、チームメイトについて メディアとの付き合いについて 大変興味ある内容で 面白かったです。実際 試合を観る時 別の見方ができて 楽しめそうな気がしました。




まずは ネイマール。この本では お父さんと同じ名前を もらった息子ネイマール・ジュニアをジュニオールと呼んで ほぼ交互に 語っていきます。


 父も 元プロ選手で そこで経験してきたサッカーへの愛情や リスクへの対応など 事細かに 教え込まれます。そしてブラジルの名門サントスFCに入団し 12歳の時に スペインの名門レアル・マドリードより 誘いがありました。それは メッシが 同じ年代にバルセロナから受けた契約と ほぼ同じだったといわれています。家族と暮らせなくなること 友達、学校,街 そしてサントスFCのことを考えるとまだ 今は スペインに行くべきでないと 父が判断し ジュニーニョも従います。読んでいて この辺りは 父の子の信頼しきった絆を 強く感じるところです。







 サントスFCで 輝く功績を残していき サッカーに対する情熱もますます 熱くなっていきます。2011年12月 日本で行われたヨーロッパとラテンアメリカのクラブ・チャンピオンが 対決して世界一を決めるトヨタカップで 転機が訪れます。

 

サントスFC VS FCバルセロナ。メッシ、イニエスタ、シャビといったバルサに サントスは0-4で 完敗。自分たちのやってきたサッカーと 次元が違うサッカーに対して 憧れをもつようになりました。そして その世界最高の天才集団 バルサに 移籍することになります。


 そして 神話的な存在のメッシから格別の配慮とリスペクトを受け チームメイトとして タイトルとより多く取れるように 貢献しようと 誓いました。メッシは 数多くのトロフィーを 受け取っているにもかかわらず とてもシンプルな人間であったことが ネイマールの シンプルに生まれ シンプルに死んでいく そうありたいと思っている考えが どこか似ている部分もあるところも 共感できたのでしょうか!

 

 ネイマールが どれほど凄いのか

百聞は一見に如かず!

↓↓クリックください!


【ネイマール】もはや怪物級!進化し続ける男による異次元のスーパープレイ集 2016


 

 


 サッカー選手、特に セレソンの10番、バルサにいる選手にとって ファンやメディアからの期待や批判、プレッシャーは 並大抵では ないはずです。その中で 歓びを感じてプレーし、それによって多くの人に幸せをありたい。そしていつまでも 夢をあきらめない子どもの心を持ち続けたい。父がサッカーをやっているのを観た時から 大人になったら ああなりたいと思った。と語る。


 世界のスーパースターで 天才と思って見ていたネイマールのことを この本によって 意外と 身近に感じて ますます好きになってしまったのが 感想の一言目。まだまだ 活躍することを 見守りたいです。


 現在24歳のネイマールは、今シーズンのリーガ・エスパニョーラ第37節終了時点で33試合に出場。24ゴールを記録し、得点ランク4位タイにつけています。 



内田篤人は次回に 続きます。!




ネイマール: 父の教え、僕の生きかた (一般書)
ネイマール: 父の教え、僕の生きかた (一般書)
徳間書店