音楽のこと② ~忌野清志郎
- 冬の十字架
- アーティスト:忌野清志郎 Little Screaming Revue
- レーベル:Swim Records
- 発売日:1999-09-22
- カテゴリー:ミュージック
実は 高校生の時から 清志郎の音楽は 特別に好きということもなく むしろ避けていた方で 苦手な音楽でありました。高校生の時は もちろんオーティス・レディングも ソウルミュージックもブルースも 知らないし RCサクセションも <雨上がりの夜空に><トランジスタラジオ><スロウバラード>の良さも わかりませんでした。ただただ見かけだけのカッコよさや 人気があるか ヒットしたかどうか などを 気にして 音楽を 選んでいたと思います。それも 洋楽に限ったことで 日本人のアーティストは ’偽物’ と決めつけていました。
それから 何十年かの間 いろいろなタイプのブルース(たとえば BBキング、ロバート・ジョンソン、アルバート・キング、フレディ・キング、バディ・ガイ、ジョニー・ウインター、エリック・クラプトン、ジャニス・ジャプリンなど)を 聴いてきて ブルースというのは 人間の心の中の こらえきれない悲しみや想いを 誰かのためではなく 自分のために 歌うものだということが やっとわかったような気がしました。清志郎が 日本語で歌っていた歌も まさしくブルースだということに 気ずいた時から 清志郎が 大好きになり 今でも よく聴いています。
中でも CD<冬の十字架>には 自虐的な<人間のクズ>やパンクでやっている日本国歌<君が代>、<こころのボーナス>が 入っていて 仕事後の ストレス解消時にも効果があり(笑)私の名盤になっています。
2009年 5月2日に天国に召されましたが 魂は いまだに 心に生き続けていると思います。愛し合ってるかい!
人間のクズ 忌野清志郎 Little Screaming Revue