ちょこっと感動日記

毎日のちょっとした熱~い感動を綴るマイブーム日記。音楽、本、マラソン、映画、サッカーのこと あれこれ!

<ジョン・レノンを殺した男>を読んで!

 今回は 本の話題です!最近 ラジオをチェックしたり サッカーを見たり なれないスマホを いじくったりしていると 本を読む時間が短くなり ペースが ゆっくりです。それでも 上下巻を 最後まで 読み終えました。憎き殺人者の話です!
 
 2007年の発売当時 この本の存在を 知っていましたが 読む気になれず むしろ なんでこんな本が 世の中に 出さねなあかんねん!と 思っていました。残された遺族や友人、ファンにとっては あまりにも 悲しみが大きすぎます。このたった一人の狂人のせいで もうジョンの歌声が 聴けなくなってしまい 多くの人の夢が 絶たれてしまったのですから。

 以前にも 書かせてもらいましたが あの日以来 37年の月日が経ってしまいました。今でも ジョンレノンの曲を 聴くことがありますし メッセージも 十分 通用していると思っております。誰にでも ヒーローは いると思いますが 私にとっては レノンです。私が死ぬまで 多分 変わることはないと思います。

 でも もうそろそろ読んでも いいんじゃないかな と思ったのが つい最近で 本は 興味あるうちに、読むことができる間に 読んでおこうと ふと思いました。それで 真っ先に浮かんできたのが この本でした。読み始めてから ずいぶんと時間がかかってしまいましたが やっと最後まで 読むことができました。

 1980年12月に起こったジョン・レノン殺害事件の犯人であるマーク・デイヴィッド・チャップマンを題材にしたもので 暗殺に至るまでの「謎」を200時間以上に渡る獄中取材を中心に、妻や両親をはじめ 関わった人たちへの取材や 当時の精神科医らの見解も含め 心的状況も 公開情報を元に つづられています。

 当時 チャップマンは FBIのマインド・コントロールで操作され ビートルズの一員として世界的に人気があったジョンが 5年間の子育て期間を終え アメリカ政府に 悪影響を 与える危険分子と見なされているので 暗殺が 計画された という論がありました。なんせ ケネディ大統領暗殺の前例があるので アメリカという国を考えると 変に納得してしまいます。

 でも この本を 読んでいると 実は ジョンレノンのサインに 気に入らなかったから殺したとか 実は熱狂的なファンであった ではなく 音楽は トッド・ラングレンの大ファンで ジョンのことを 金持ちのいかさま野郎と 思っていたことが書かれていました。そして リトル・ピープルと呼んでいる 頭の中の 小人たちの国家の中で 自分が大統領で 決断を下すときは 会議を開くという 存在が 暗殺まで 導いてしまったことを 語っています。

 捕まった時にもっていた サリンジャーの<ライ麦畑でつかまえて>の主人公 ホールデン・コールフィールドと 自分と同化してしまっていることも 延々と描かれてありました。チャップマンにとっては 聖書だったのです。そして 自分の人生を ジョン・レノンが 滅茶苦茶にしてしまった とも 語っています。

 「禁固20年から終身」という無期懲役で ニューヨークのアッティカ監獄に 現在も服役中で 2016年8月30日に 9度目の仮釈放申請が却下されたそうです。
それには ジョンの未亡人ヨーコが 仮釈放に 猛反対しているとのことです。

 暴動での遺族を支援するために ジョンが書いた曲<アッティカ・コート>(1972年のSometime In New York Cityに収録)のアッティカ監獄に 服役しているのは シャレにならん皮肉かもしれません。

 チャップマンは ビートルズの最高傑作と言われている<サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド>のレコード・ジャケットに 写っているジョンを見て 最初に 殺意を 抱いたらしいですが 来月発売される そのレコードの製作段階から収録した デラックス版の広告を見ていて もうこんな悲しい事件は 二度と ごめんだ!と 節に思う 一音楽ファンの願いです!

ダゾーンで観た!レアル・マドリッド vsバルセロナ

 

 ダゾーンのお試し期間中であることから サッカーを 観ることが 毎日の楽しみになってしまいました!世界中で これだけの素晴らしい試合をやっているというのに 驚きの連続ですが その試合を パソコンで 観れるということに もっとびっくりしています!それも 生中継以外の時は 観たいときに 観たいところから 観ることができます。
 
 エル・クラシコ(スペイン語で 伝統の一戦の意)といわれる 世界最強のスペインのリーグ、ラ・リーガの中でも 特に盛り上がる 伝統の対戦 レアル・マドリッド vs バルセロナを 観ました。ニュースやダイジェストでは 伝わってきますが 実際ゲームを 観るのは 恥ずかしながら 初めての体験です! 

 レアル・マドリッドと言えば 年末に クラブ世界一をかけて 鹿島アントラーズと 戦った あのチームです。ジダン監督率いる クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、ベールなどのスター選手集団。対する バルセロナは 今季限りで 退任が決まっているルイス・エンリケ監督率いる 天才メッシ、スアレス、ネイマール(今回は 警告累積で 出れませんでした!残念!!)などの世界のスーパースター集団で サッカーが 好きなら つまらないわけない 最高の対戦です。

 
 
 素人目に 何が すごいのか!というと とにかくスピードが 恐ろしく速い!!のです。責められている自陣で ボールを奪うと 2本のパスで 相手ゴールに シュートしてしまうほど 速攻です。そしてパスの精度の高さ!密集しているところにも 簡単に パスが通ったり サイドチェンジが いとも簡単に成功してしまいます。シュート・コースも 枠内が 圧倒的に 多いし キーパーも ファイン・セーブが 大変多く 奇跡的です!

 試合は どちらも 攻撃的な内容で 前半20分過ぎ メッシが 相手選手と接触して 口を切って 出血してしまいます。これ以後 ティッシュをくわえて プレーするメッシに 火が付いたように ゴールを 狙いに行きます。レアルに 先制されるも 4分後 メッシの技ありのゴールで同点に追いつきます。レアルのベールは 怪我明けで 本調子ではなく 交代させられます。前半は1-1。  
 
 後半に入って バルサは ラキティッチの強烈なミドルシュートで2-1。レアル、セルヒオ・ラモスがメッシを倒して一発退場となるも 86分 途中出場したハメス・ロドリゲスが意地を見せ 同点に!2-2。白熱した一戦はここで終わりません。アディショナルタイム、バルサ、ジョルディ・アルバの折り返しのパスをメッシがダイレクトで振り抜いてゴール左隅に流し込み、勝ち越し点を決めました。メッシはバルセロナで通算500得点目のメモリアルゴールを“エル・クラシコ”で達成。試合はここで終了。バルセロナがレアル・マドリードに3−2で勝利した試合でした。

 バルサは ネイマールの不在が 弱点といわれていましたが メッシの2得点と ロナウドの不発で 勝利することができました。両者とも 白熱した展開は 本当に 面白かったです!
 
 他にも ダゾーンでは ドイツのブンデスリーガや イタリアのセリエA フランスのリーグ・アン、ベルギーのプロ・リーグなど 日本人が 所属しているチームを中心に 配信してくれています。最近見た中で 面白かったのは スペイン2部リーグの テリフェネvsヌマンシアの試合。テリフェネといえば 最近 鹿島アントラーズから移籍した柴崎岳のチームです。緊張があまりなさそうな のんびりした雰囲気の中 しばらく 観ていると 後半65分より 柴崎が 出てきました。4-2-3-1のトップ下のポジションです。わが子を 見守るように 観ていましたが 見方からのパスは 廻ってきませんし 自分でも 取りに行くのですが 獲ることができません。もちろん チャンスにも 絡めませんし クロスも上げませんでした。見方からは 全く信用されていない感じで 終了してしまいました。今回の試合を見る限りでは 先行きは かなり苦しいかもしれません!あのレアルから 2点をあげたような闘志むき出しの目が 懐かしかったです。でも 監督から 出番を もらっているうちは 少なくても 監督には 信用されている証拠なんので 苦しいかもしれませんが 頑張ってほしいものです!

 
 

 レギュラーに確定されていない他の日本人選手のチームも やはり気になります。ドイツ、アウクスブルグ所属の宇佐美貴史は ここ最近は 先発してますが ガンバ時代からずっと応援してます。ボールに絡めば やはり 鋭い動きをしますが 味方との連携は いまいちっていう感じがします。まずは どんな形でも ゴールして 勝利に貢献すれば どんどんチャンスも巡ってくるんじゃないかと思うのですが どうでしょうか?ぜひとも 頑張ってほしいと思います。

 

 ACミランの本田圭祐は 今夏で 契約が 満了となるので 去就が 注目されていますが この前のACミランvsエンポリの試合で 久々 残り3分というところで 出てきました。アディショナルタイムは 7分だったので 10分間だけの出場でしたが さすがに 日本のエースは 見せ場を 一回だけですが 演出し 存在感を アピールしてました。この先 チームが換っても まだまだ頑張ってほしいと思います。

 他にも スペインのエイバルの乾貴士、ベルギーのヘントの久保裕也、ドイツのケルンの大迫、ヘルタ・ベルリンの原口元気、もちろん ドムトムントの香川真司などなど 基本は キックオフから 観るようにしていますが 時間がない時は ダイジェストで 観るようにしています。もちろん J1は すべてやってくれますので ガンバ、セレッソのゲームは 時間が 許す限りチェックしています。

 ダゾーンでの楽しみ方は いろいろとあると思いますが このブログを 読んでくださっていて こんな楽しみ方があるでえ!という方が おられれば コメント 楽しみにお待ちしております。

私の大好きなFMラジオ!

 私が使っていたパソコンは Window Vistaで サポートが 終了するということで 何かと不便になることが多く 思い切って 新調することにしました。RENOBO社のオーダー・メイドで コスパに優れていて おまけに 気持ちよく さくさくと反応してくれます!普段は 情報を 集めたり 調べたり 管理したり ブログを書いたりするのが主なので 十分すぎるくらい速さと容量です。



 その時 手に入れたソフトのうちの一つが <ラジ録10>というもので ネット・ラジオの番組を セットするだけで タイマー録音してくれるというものです。民放は RADIKOというソフトを NHKは らじるらじるというソフトで 聴くことができます。





 私は パソコンもなく ダウンロードや アマゾンや ユーチューブもない時代の小学生の頃から ずっとラジオっ子で カセットテープに 録音して よく聴いていました。一度 気に入れば 何回でも 繰り返し 聴くこともありました。当時は 歌謡曲中心でしたが。

 今ではもう 死語かもしれませんが エアーチェックなんていう言葉がありました。それを パソコンで やってしまおうという魂胆です。今までは やはり 時間帯の関係で すべてを チェックして 聴くことは 不可能でしたが このソフトのおかげで 録音されたファイルを ipodに 詰め込んで 効果的に聴けるようになりました。 やはり 自分の知らない音楽や 新しい音楽を どんどん入ってくるので 夢中になって 片道65分の通勤が 苦になりません。



 いったい何を 聴いているのかを 少し紹介させてもらいたいと思います。すべて NHK-FM。CMがないのがうれしいし それぞれのDJが 適当にしゃべっていないし 内容が非常に濃いです。流石という気がします。




<ウィークエンド・サンシャイン>


 主に ルーツ・ミュージックを 緻密な選曲で ピーターさんの わかりやすい日本語で 解説してくれる番組。音楽を 聴く楽しみを 次から次へと 紹介してくれる 困った番組で 音楽ファンのうれしい悲鳴が 聞こえてきそうです。最近では アフリカの音楽も よくかかり ワールドミュージックの良さを 教えてくれる貴重な内容です。たまに送るリクエストも 取り上げてくれるのが うれしいところです。この番組のおかげで 音楽の幅が 手の付けられないほど広がりました。ロック、ジャズ、ブラックミュージックから アフリカ、アイリッシュまでの新譜の紹介やトリビュート集、特集、リスエストなど いい音楽しかかからない105分間!






<世界の快適音楽セレクション>

(土)9:00~11:00 
DJ; GONTITI (ゴンザレス三上とチチ松村)
"快適音楽"を求めるギターデュオのゴンチチによる、ノンジャンル・ミュージック番組。二人の絶妙なトークが 楽しいし、いつも意外な選曲に 驚かされます。日によって テーマが決まていて 例えば 最近では「胸がキュンとくる音楽」や「のどかな音楽」、「Aの音楽」などなど。クラシックからジャズ、テクノから昭和歌謡まで ちょっと変わった切り口が スパイスが効いていて とても面白いです。わけわからんけど なんかいいなあ!この曲!!と 感じさせてくれる不思議な音楽の ワクワク感が味わえる番組です。最後の方での トピックスのコーナーも 楽しみにしています。




<ザ・ソウル・ミュージック>


 
 SOUL(魂)に響く上質なR&Bを 聴かせてくれる<ザ・ソウルミュージック>では 新旧をバランスよく さっぱりわからん最近のR&Bシーンを 少しは わかりやすく解説してくれます。でも やっぱり 60年代の曲がかかれば 飛び上がって 喜んでしまうのは 私だけじゃないと 信じておりますが(笑)。月1のDJとして ゴスペラーズの村上さんが 担当しますが ミュージシャンとしての選曲は 一味違ったセンスが光ります。番組の最後のスウィート・ハーモニーの曲のコーナーは 夢心地気分で 至福の時間です! 





<音楽遊覧飛行>
 4人のDJが 週ごとに 担当していますが 私のお気に入りは 紺野美沙子さんの「映画音楽ワールドツアー」。紺野さんの落ち着いた雰囲気が好きで 気に入った映画の中で 使われている音楽を 効果的に 聴かせてくれます。昔見た映画が もう一度 見たくなってきます。リクエストでは リスナーの思い入れが すごく伝わってきて 感動深い味わいがあります。





<ワールドロック・ナウ>
 (金)23:00~24:00 DJ・渋谷陽一
新旧のロック(洋楽)を中心に たのしいエピソードも 渋谷さんのトークで 紹介してくれます。ロックといえど ジャンルは 様々ですが どのバンドを聞いてみても それなりの存在感と主義を持っていて それが スタイルとなり 個性になっていることを わからせてくれます!最近の放送では 30年位前に よく聴いていたエイミー・マンの新譜が 紹介されていました。まだ頑張ってんねんな!と感動!ミュージシャンも 僕らと同じように 年をとって どんどんシンプルになって 個性は そのまま というのが なんかうれしくて そんなことを 思わせてくれるこの番組も なくてなならないものに なってしまいました。新しい新譜の情報は 渋谷さんを 通して 教えてもらえることは 私にとって幸せな時間です!




<夜のプレイリスト>


 深夜のやっていて 特にDJも 決まっていなく 毎回 一枚の思い入れがあるアルバムを選んで 自分との関係を ちょこっとだけ しゃべる さりげない番組です。

最近 聴いた中で よかったなあと思うのは グッチ祐三さんが 紹介した サム・スミスのアルバム「イン・ザ・ミッドナイト・アワー」、ルー大柴さんのビートルズ「レット・イット・ビー」、TRFのSAMさんのEW&F「ライブ」などなど。運命といえる自分との一枚のアルバムとの出会いが 人生を決めてしまった 楽しいエピソードが 面白い内容となっています。




 片道65分の通勤時間があると 案外 これだけの番組が 無理をせずに 聴けてしまうのは 自分でも 驚いてしまいます。聴くことに 集中していれば スマホで 無駄な画面を 見ることも 少なくなりますが 本を 読む時間が 少なくなってしまうことは 少し残念です。人生には 持ち時間がありますので 自分なりに 時間の有効活用が できているんじゃないかなあ!と思っている 今日この頃です!(笑)
といっても 流石が春で 聴いているうちに 眠ってしまうことも 多々あるので 戻って 聴きなおしたりなんか しちゃったりして!(笑)







 

Jリーグ第7節 大阪ダービー セレッソVSガンバ

 

 春らしい いい天気で 少し暑いくらいの4/16 楽しみにしていた 3年ぶりの大阪ダービー、セレッソ大阪vsガンバ大阪のゲームが ありました。その日は ちょうど仕事が入っていて ヤンマー・スタジアム長居には 行けませんでしたので 家に帰ってから 今 お試し中の DAZNで 観ることにしました。


 ここ最近は J1に昇格したばかりということで セレッソ大阪を 応援していますが ガンバ大阪にも もちろん 頑張ってほしい と思っていますので 今日は どちらを応援するか 複雑な心境です。願わくば 同点引き分けが 一番いいなあと 思っていました。


セレッソ大阪は 3連勝 調子がよく FW㉔山村もいい感じで DF㉓山下も けがから復帰し ㊻清武も ベンチ入りしています。⑧柿谷 ⑩山口蛍 ⑥ソウザは 相変わらず調子いいし GK㉑キム・ジョンヒンは スーパーセーブを 連発しています。失点が 少ない 守備がしっかりしたチームに 仕上がり 全体に 勢いがある感じがしてきます。やっぱり ユン・ジョン・ファン監督のすご腕が 光っているといえるでしょうね。


一方 ガンバ大阪は ACLでの遠征での疲れもあるし 2日前の練習中に負傷した アデミウソン、代表選で負傷した今野が メンンバーから はずれ ベストな布陣とは いきませんでした。けれども 今年から⑩をつけ 日本代表にも 選ばれた倉田秋が 調子いいし ⑧井手口や㊳堂安などの若手の活躍も 楽しみです! 


ゲームは 前半 セレッソが 押し気味に 進めますが 0-0。後半に入り チャンスが 少なかったガンバは ④藤春が 一瞬のスキをついて 押し込んで 先制しました。それでも勢いのあったセレッソは 待っていました㊻清武を 投入します。そのかいあってか 26分と41分に FW⑨杉本健勇が ゴールし 逆転に 成功 2-1!このまま セレッソが 勝利すると思いましたが アディショナルタイムに こぼれ玉を ⑩倉田秋が 押し込み 2-2で 終了!


私の望み通り 同点の2-2で 終了しました。全体的なコンディションが よくない中 それでも 引き分けに 持ち込むガンバは やはり 10のタイトルを とってきただけの貫禄あるチームの意地があったし セレッソも 素晴らしい攻撃を 見せてくれました。


このゲームが終わり 両チームとも 3勝1敗3引き分けで ガンバが 得失点差で 5位、セレッソが 7位につけています。いい感じで終わった 大阪ダービーでした。



追悼!リアル・フォークシンガー 加川良!


 


  フォークシンガーの加川良さんが 5日 急性白血病のため 亡くなられたことが 報道されました。69歳。またしても 私の好きなシンガーの一人が 旅立ってしまいました。1971年に 発売された『教訓』は 私にとって 高田渡の『ごあいさつ』と 同じく忘れなれないアルバムの一枚です。


 毎年 GWに 大阪の服部緑地野外音楽堂で 連日行われるライブイベント『春一番』で 何回か 見さしてもらいました。いつもは 大体 一人でギターを抱えて登場してきて 独特の説得力がある丁寧な語り口で 聴かせてくれる ワン・アンド・オンリーの存在で 桂あやめさんの落語のネタにされるほどの 強烈な個性の持ち主でした。 こてこての大阪人には 親しみがあり すごく染み入ってくる歌を 聴かせてくれます。


 


 たぶん この曲は 良さんの中で一番有名だと思いますが 今でも 曲名通り 私の教訓になって生き続けております。


<教訓Ⅰ>


 命はひとつ 人生は1回
 だから 命をすてないようにネ
 あわてると つい フラフラと
 御国のためなのと 言われるとネ
 青くなって しりごみなさい
 にげなさい かくれなさい


 御国は俺達 死んだとて
 ずっと後まで 残りますヨネ
 失礼しましたで 終るだけ
 命の スペアは ありませんヨ
 青くなって しりごみなさい
 にげなさい かくれなさい


 命をすてて 男になれと
 言われた時には ふるえましょうヨネ
 そうよ 私しゃ 私しゃ 女で結構
 女のくさったので かまいませんよ
 青くなって しりごみなさい
 にげなさい かくれなさい


 死んで神様と 言われるよりも
 生きてバカだと いわれましょうヨネ
 きれいごと ならべられた時も
 この命を すてないようにネ
 青くなって しりごみなさい
 にげなさい かくれなさい


 青くなって しりごみなさい
 にげなさい かくれなさい


 青くなって しりごみなさい
 にげなさい かくれなさい



加川良「教訓Ⅰ」



 20年近く昔 私の仕事場に 音楽好きの上司がいて 加川良のアルバムを 貸してもたっら思い出があります。その人は ボブ・ディランと加川良しか聴かないというユニークな人で 音楽のことを 語り出したら ほとんど止まらないという 素敵な上司です。


 その上司は ほとんど加川良と友達みたいな大ファンで 大阪にライブに来るときに 連れて行ってもらったことがあります。このときは 楽屋まで 花束を持っていき 握手してもらいました。あの温かい声で 話しかけられたことは いい思い出になっています。



  他にも いい曲が いっぱいありますが 花の気持ちになって 歌われる この曲<コスモス>が 昔から 大好きでした。有山じゅんじさんと下田逸郎さんが 共演しています。




コスモス 加川良




<コスモス>

あたいコスモス この身 うらんだことはない 
あたいコスモス わきまえているつもり


冬に咲く花あれば 夏の日射しにもえる花
垣根に中で咲く花や 野辺にゆれる花もある


小川の夢のささやきを 聞いて眠る花がある
海鳴りを見下ろして ふるえ祈る花もある


わたしコスモス 器量よしじゃないけれど
わたしコスモス つたない香りと知りつつも


旅のお方の気まぐれに おさな児のいたずらに
つんでもらえる日もあれと
それをはげみに咲いてます


もしも生まれ変わられたら 春に咲く花たちを
この目でながめたい これもまた運命でしょう


あたいコスモス この身 うらんだことはない 
あたいコスモス わきまえてきたつもり




もう あの歌声が 生で聴くことができないなんて 信じられない思いです。
リアル・フォークシンガー 加川良さん!
おやすみなさい!ご冥福を お祈りします!!