音楽のこと⑦ ~処女航海
- 処女航海
- アーティスト:ハービー・ハンコック
- レーベル:ユニバーサル ミュージック
- 発売日:2014-10-08
- カテゴリー:ミュージック
1965年3月17日録音のハービー・ハンコック生涯の大傑作アルバムを 最近 思い出したかのように よく聴いている。ジャズの名門 ブルーノートから出ているもので ジャズなんだけれど なんかジャズという感じは あまりしなく 当時としては めずらしいコンセプトアルバムになって 聴きやすいし 聴いていて とても心地よい感じがしてきます。
ジャケットも おしゃれで それがそのまま 音に表れていて 本当に 航海に出ているような感じさえ与えてくれます。収録曲は5曲。新しいヨットで海に出た(処女航海)、台風に遭遇(ジ・アイ・オブ・ザ・ハリケーン)、自然界においてちっぽけな存在(リトル・ワン)、それでも生き延びることができたのは 適者生存(サヴァイヴァル・オブ・ザ・フィッテスト)、最後は 穏やかな海でイルカガダンスしている(ドルフィン・ダンス)。情景描写音楽というわけです。
参加アーティストは、ハービー・ハンコック(p)を 筆頭に、フレディ・ハバード(tp)、ジョージ・コールマン(ts)、ロン・カーター(b)、トニー・ウィリアムス(ds)。ちょうど同じ時期に 録音されたマイルス・ディビスの名盤<マイ・ファニー・バレンタイン>、<フォー&モア>のマイルスの代わりにフレディが入ったというメンバーで 完璧でしょう。フレディとジョージのユニゾンで 吹いているところは 本当に 感動的だし 新鋭と言われていたトニーのドラムスの 勢いがあり かっこいいし 文句のつけどことはありません。
Herbie Hancock - Maiden Voyage