ちょこっと感動日記

毎日のちょっとした熱~い感動を綴るマイブーム日記。音楽、本、マラソン、映画、サッカーのこと あれこれ!

竹田一彦さんのライブを観てきました!

 



 7月18日(土)大阪の中之島の堂島リバーフォーラムの 大変落ち着いた雰囲気のライブハウス'Red&Blue'にて ジャズ・ギターの名人、竹田一彦さんのトリオ編成のライブに 行ってきました。ヴォーカルに宮野英子さん、ベースに神田芳郎さんとの 3人だけで ピアノもドラムもありませんでしたが 落ち着いた宮野さんの唄声に 竹田さんのギターが からみつき 時には ブルースっぽく 時には しなやかに 。ソロも ギターが メインで 名人芸としか言いようない 素晴らしいギターが 堪能できた すごくいいライブでした。




 竹田一彦さんは 1936年生まれで 現在79歳。若々しくて 関西を 中心に 活動され この前 亡くなられた 石田長生さんも ギターを 習っていたということです。実は 竹田さんの 今現在教え子の一人が 私の職場の先輩で ジャズギタリストの木村一宏さん。今回のこのライブを 企画され 私にも 声がかかったということです。貴重な体験を させてもらい感謝感激でした!!



 会場のカウンターに 一人座っていると 隣に 座っている人も 一人で来ているらしく 聞けば 長野県から このライブを観るためだけに 来阪されたといい 自身も ギターを されていて 自分のバンドで 寂れている地元の商店街を ジャズで盛り上げようと 頑張っておられるということで すごく好感を持ち 音楽に対しての 情熱の入りようが 伝わってきて  私自身もうれしい気分になりました。


 今回のこのライブは ヴォーカルが いるので 比較的有名なスタンダードを ゆったりと 安心して 聞けたと思います。<Slow Boat To Chaina><Come Rain Or Come Shine><Girl Talk><Summer Time><This Guy 's In Love With You>などなど。  


私が 大好きなチャップリンが作った名曲<Smile>のPVがありましたので ぜひ聞いてみてください! 


竹田一彦トリオ「SMILE」pray for Japan



この会場の前の川を はさんで 国立国際美術館もあります。そして 今はやりの施設命名権 じゃなく通り命名権で <Red And Blue Street>と名ずけられていました。期間限定で お金を払って ジャズを盛り上げようと つけたということです。



 


 



その通りが あまりにも素晴らしい眺めだったので しばらく ぼっとしていると ギターと歌声が 川の中から 聞こえてきます。ボートが近づいてきて よく見れば 全員外人が乗っていて そのうちの一人が 歌っていました。♪EveryBody Moning Glory~♪ テムズ川にでも 来ているような感じがしてきて おもしろかったです。(笑)
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キャロル・キング<つづれおり>を聴いて ~音楽のこと⑩




 久しぶりに 聴きたくなり この名盤を 聴いてみました。初めて聴いたのは 私が たぶん20才ぐらいの時だったと思います。リアルタイムではなく 後追いで 巡り合い 毎日聴いていた時期のありました。基本的には ピアノで弾語っているうえに 少しの楽器が かぶさってくるのが メインで メロディの美しさが 際立っています。あまり うまい歌い方ではないかもしれませんが ちょっと 風邪をひいていて 鼻が詰まっている時のような唄声が 逆に 新鮮で 感動を 誘います。12曲入っていて そのどれもが 素晴らしい曲で 1971年以来 44年たった今でも まったく色あせず 宝石箱のようなアルバムに 仕上がっています。


 その中では (7)You've Got A Friend が 一番有名でしょうか? 悲しくなったら 私の名前を 叫んでおくれ!すぐに かけつけるから!だって あなたの友達だから! なんというかっこいい曲なんでしょうか! この曲でギターを 弾いているジェイムス・テイラーも 自分自身で 録音しています。また少し違った雰囲気ですが こちらも 素晴らしい曲になっています。


Carole King, You've got a friend




 キャロル・キングは 1942年生まれの現在73歳。一人目の旦那ジェリー・ゴフィンと 作曲チームを作ります。1963年のビートルズのデビュー・アルバム「Please Please Me」の中の<Chains>という曲は もともとアメリカの黒人ガールズグループである、The Cookiesが歌っていたナンバーで これが キングとゴフィンの作った曲なのであります。なので ずいぶんと古くから 活躍していたことが わかります。


 
 あまりにも いい曲を いっぱい作るので 色々なシンガーが 歌いたがり その中でも 素晴らしいものが たくさんあります。 特に 好きなのが アレサ・フランクリンも歌った<A Natural Woman>。こんなにも ズキーン!と感じさせてくれる曲があるものなんだなあ と感心します。


Carole King

 


 人に 曲を あげてばかりじゃ つまらない! たまには 自分で歌って こずかいでも かせごうかなあ!と思っていたかどうか 知りませんが 自分によく合う曲を 選んで 自然な感じで 歌っているところも このアルバムのいいところでしょう!



 キャロル・キングの名曲が 揃って聴けるのは このアルバムだけですが その他のアルバムにも きらりと光る曲が 入っていたり 人にあげた曲を ピアノ弾き語りで セルフカバーして 喜ばせてくれたりする曲が いっぱいあります。その中でも 最高に 素晴らしい<Oh No Not My Baby>は ソウルシンガーのマキシン・ブラウンやロッド・スチュワートも いい線いってますが やはり キャロル・キングの弾き語りには かなわないでしょう!


Carole King oh no not my baby





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西原理恵子<悪知恵>シリーズを読んで! ~本のこと⑦




 悩み多き40代のおやじの私にとって お悩み相談の記事を 見つけると ついつい手にとって 同じ悩みが 載ってないだろうか などなどと 自然と探してしまいます!恥ずかしくて 誰にも聞けない夫婦のことやお金のこと。老後のことや 家族のことに 職場の人間関係などなど。情けないは話ではありますが(とほほ...)。


  そういう記事を 作り手側も 読み手を 楽しませようと 回答者に 一癖も二癖もある人が選ばれるようです。中島らもさんの<明るい悩みの相談室>、リリー・フランキーの<人生相談>なんかもありました。


 この前 図書館に行った時 ありました!こんなのが!西原理恵子<生きる悪知恵>。あのアニメの<毎日かあさん>の作者で 今の旦那さんが 高須クリニックの院長。ちょっと手にとって見ると なかなか女性ならではの直球勝負の切り口が面白く <結論>で 締められる 言葉が すごく気に入ったので 借りてしまいました。


 そんなことを ランニング仲間と 走りながら 話していると その<悪知恵>シリーズの家族編を 持っているというので 早速借りることにしました。サブタイトルとおり<身もフタもないけど 役に立つ49のヒント>そのまま きれい事は ほとんど抜きで ぶっちゃけ ぶっちゃけてます。
 


 思わず 笑ってしまった結論は <家族だからといって 無理して 仲良くしなくていいんです。家族にも 断捨離が必要>、<相手は北朝鮮と思って、ネゴオシエイトすべし!>、<思いやりの嘘は 大盛りつゆだくで>、<同じチンコなら 仕事のできる男のチンコをくわえろ!>、<使いくさしの乳くらい もませてやれ!>


なるほどなあ と 説得力があった結論は <犬か猫を飼うと 会話が弾む>、<いつも 心に 鬼平を!>、<図書館で 本を読む時間があるくらいなら 何かしろ!>、<イヤなものは イヤと言え!>


 これらの結論を 読んで 座右の銘とまではいきませんが 妙に 説得力があり言葉が 面白かったです。いったい どんな質問やったんだ?と思いますが。(笑)


 人間 悩みもあるから 喜びもある!とか 悲しいことと うれしいことは 一人の人間に 同じ量だけ起きる!とか よく言いますが 出来るなら 喜んでばかりで 生きたいものですね!




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大阪が誇るギタリスト、石田長生を 偲んで ~好きなギタリスト③ 




またしても 好きなギタリストの一人が 天に召されてしまいました。


【訃報】石田長生さん名ギタリストが食道がんで闘病の末死去…享年62歳


2015年7月8日に 伝えられました。大阪が 世界に 誇る名ギタリストの石田長生(いしやん)の 早過ぎる死は 本当に残念でなりません。


 いしやんの場合は 録音されたレコードを 聴くより ライブで 観た印象が 強く残っていて CDの何倍もかっこいいです。一曲の中で ギターのフレットの高いとことから 低いところまで すべて弾きたおすというのは いしやんぐらいでしょう!(笑)いろいろなスタイルを 持った器用な人でしたが メンフィスに武者修行に 行っただけのことがあり ソウルっぽい 色気のある音が やっぱり 好きでした。


いしやんのライブを観て 思い出は いろいろと ありますが その中でも 今でも 深く印象に残っているものを 書いてみたいと思います。


 チャーといしやんとのデュオ<BA-HO> (東京のバカと大阪のアホの意)での 東京と大阪のギター名人対決では やっぱり 私は大阪の血が流れているので ブルースっぽくソウルっぽい そして 熱い いしやんの弾くギターのほうが 断ぜん好きでした。(チャーは やっぱりロックっぽくて 全国的に有名で 人気がありましたが。)ライブも 突っ込みと突っ込みの漫才のようなトークバトルも 楽しませてくれました。



 話は 古くなりますが 大阪に 花の万博 というのが ありまして その花博のテーマというのを 当時人気があった画家 黒田清太郎氏が 作詞をし いしやんが 曲にして 大阪にゆかりのあるミュージシャンが演奏し いしやんが まとめたSaka-O-Band<ほんまやね!>がありました。これは すごかったです!なんせWe Are The World の大阪版で 大阪には こんなに 素晴らしいミュージシャンが いてることを アピールした 素晴らしい曲でした。本人は 猛獣使いになった気分 と言ってましたが。(笑)これを見て 何人わかりますか?5人以上わかったら りっぱな大阪人!?


桑名正博 ほんまやね

今は 亡き 桑名正博や 中島らもの姿も 見えます。
いしやんも 楽しそうなギターが 炸裂してます。なんか懐かしいです!


この人は 人のまとめ役に よくなりますが そのおかげで できたような印象深いギタートリオが ありました。<勉強トリオ>では Withジャズギターの名人 渡辺香津美、ブルースギターの名人 山岸潤士。チック・コリアの<Spain>なんか やってました。<平成トリオ>では With有山じゅんじ木村充輝。音もトークもぼけ、ぼけ、突っ込みで 面白かったです。


平成トリオ (木村充揮 石田長生 有山じゅんじ) 放送禁止06LIVE


 次は 神戸のLIVEハウス チキンジョージで 毎年 <新春歌絵巻>という上田正樹が ホスト役になり 日替わりで ゲストを呼んで 一週間ほど行うイベントで よく観に行きました。いしやんは 上田正樹となじみ深いので(売れる前には 一緒によくキャバレーとかで 演奏し 腕を磨いたそうです) よく出演して 古いR&Bの名曲を 演奏してくれ 喜ばせてくれました。そこでも 味わい深いギターを 弾いてくれました。上田正樹が歌い いしやんが ギターを 弾いたレイ・チャールズの名曲<ハレルヤ・アイ・ラブ・ハー・ソー>は 鼻血が でるほど かっこよかったです。



 そして 一番 近いところでは 毎年5月の連休にする <春一番>という コンサートで 元気のいい 歌声を 聴かせてくれていました。大阪のミュージシャン中心に 5日間のコンサートで 数知れない名場面が 思い出されます。そのうちの一つ日本語でカバーした いしやんらしい曲が PVにありましたUPしときます。


石田長生オールスターズ??@祝春一番2008

 


忌野清志郎トリビュートも 季節がら 今でも 誰かがやりますが 清志郎の子分 三宅伸治(しんちゃん)と やったのも 心に残っています。ロッケンロールのいしやんもまた かっこよかったです。


三宅伸治BAND+石田長生「雨上がりの夜空に」@春一番2009



音楽の素晴らしさを 教えてくれて ありがとう!ご冥福を お祈りします。
 

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映画<グローリー/ 明日への行進>を観て! ~映画のこと①



 



 久しぶりに 映画館に足を運び キング牧師の不変の人間愛を描く映画<グローリー/ 明日への行進>を 観てきました。


 人種差別を描くことは 長い間タブー視されていて その中でもキング牧師を 描くことは きわめて難しかった(遺族の許可がでなかった)そうですが 黒人女性監督のエバ・デュバーネイは さまざまな困難な課題を乗り越え 7年の歳月をかけ 完成させました。同じように黒人差別や黒人の世界を描く<マルコムX>などを作ったスパイク・リー監督の映画のような派手さはありませんでしたが ストーリーもキャストも 映像も 音楽も 期待していた通りの 人間としてのキング牧師の偉大さと人間臭さが 伝わってくる素晴らしい映画でした。




 


  物語は 1963年にバーミングハムで起きた悲劇的な教会爆破事件から 1964年ノーベル平和賞を受賞を経て 血の日曜日事件から 1965年8月の投票権法成立までを追います。そこには どんな最悪な状態でも 常に 前に向かって 少しずつ進もうとするキング牧師の姿勢が 大変な勇気と思い 涙しました。もし 半ばで 命を落とすことになっても それが 前進につながるなら それでも構わない。私は行く。と言って 演説に向かうところは 鳥肌物でした。


 また キング牧師が ゴスペル歌手のマハリア・ジャクソンに 電話をかけて ゴスペルの唄を 歌ってもらうシーンなんかもあり なんか人間臭くて 一人の人間が 癒されているようで とても印象深くに残ってます。



映画『グローリー/明日(あす)への行進』予告編




 もし 自分が 自分の家族が 自分の人種が わけもなく差別され 選挙権も奪われ 一方的に 攻撃されたら 一体どうすればいいのか?どうすれば 良くなるのか?また それらから 守ることができるのか?また そんな事実を知らされた時 身体を張って NO!と 言えるだろうか?そんなことを 考えました。  


 
 人種差別や公民権運動に 焦点をあてた映画 <マルコムX><遠い夜明け><インビクタス>は 何か生きていくうえで いちばん大切なものを 私に 教えてくれた素晴らしい映画だと思っています。平和のために戦うというのも 一つの手ではありますが 報復が 報復を生みだせば 何の解決にもなりません。それらを 断ち切るのは 非暴力非抵抗しかないこと。それらを 実践したのが ガンジーでありキング牧師だったのです。


 色々なことを 学ばせてもらったこの映画の終わりには ジョン・レジェンド&コモンの<グローリー>で 閉められます。何を感じるかは 人それぞれ違うと思いますが 実際に 観られて 何かを感じる心を持つことが 大切じゃないかと思います。



Common, John Legend - Glory